「マイナンバーカード」をめぐるトラブルが多発。AIを過信する政府「万全の対策」

ところが、です。なんとその後も、誤進入が1件発生してしまったのです。

この経験から、「ヒューマンエラーは起こる」という前提で、ソフト面、ハード面の防止策に加え、ミスが起こってもそれが重大な事故につながらないような総合的なシステムを構築するしかない、という結論に至りました。この世で最も不確かでコントロール不可能なものが「人」なのです。

さて、政府のデジタル社会推進会議は6日、マイナンバーカードの券面に記載する情報の刷新など今後取り組む施策を示した重点計画の改定案をまとめ、人為的ミスに起因するトラブルには「万全の対策を迅速かつ徹底して実施する」としました。

政府の「万全の対策」は「ヒューマンエラーは起こる」という前提に基づいているのか？

あるいは「ヒューマンエラーは2度と起こさない対策」なのか？

前者であって欲しいと願います。ミスが起こってもそれが重大な事故につながらないシステム構築をしてほしいです。

が、これがなんというか、明後日の方向を向いてる感ありありで。

「おいおいちょっと！AIなどを過信しすぎてないかい？」的側面もありで。

・・・ということは、私たちは国もシステムを信用せずに「自己責任」で確認作業をしなきゃいけないってことなのかもしれません。

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