大ヒット商品の名付け親が語る、「育つ」ネーミングの作り方

Man looking at paper with word Name pasted on his forehead
 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

名前は「書くもの」というより「生きもの」。「名づける」というか「はじまる」もの

実はネーミングが、「もっと伝えたい」「もっと売りたい」「もっと目立ちたい」を解決する

縁起は担ぐ。神様は仰ぐ。時もある。

地域に名前をつけるだけで、特別になる不思議。ブランドになる。

さば→関サバ
明太子→博多明太子
牛乳→八ヶ岳牛乳

「はじまりになれる名前かどうか」「巻き込める名前かどうか」

保育FUTUREカンファレンス
(私は関係ないかも)

保育をどうしよう未来会議
(私も関係したいかも)

料理家の平野レミさんは「アク」のことを「悪魔」と呼んでいます。それを聞くと、そのままにすることなく、もう絶対に取りたくなる

どう略されるかを先回りしよう

ウッドボックスではなく「ウーボ」なのは、生きもののような、飛行船のような語感を持たせたかったから

難しい音は、口の端に乗らない

肩が強い甲斐捕手→甲斐キャノン

「なまえ」がつくからメディアが紹介できる

名前=意味+気分

あたたまる

まるでこたつぐらいあたたまる=差別化

ヒットネーミングは、仲間をたくさん増やせたから

「飲むユーグレナ」では何が少し問題か。ユーグレナが何者かまだそこまで知られていない状況だとすると、「なぜ飲まないといけないの?」「ユーグレナってそもそも何?」と唐突に感じてしますのです。(中略)比べて「からだにユーグレナ」は、たとえ詳しく知らなかったとしても「ん?からだにいいのかな?」「良さそうなのかも」という初速スタートになるのではないでしょうか

土井もそれなりにネーミングには自信を持っているのですが、著者のように「やさしい」「共感される」ネーミングをどうしたら作れるのか、ずっと悩んできました。

本書を読んで、その秘密が少しわかった気がします。

SNS時代に共感・共有されるネーミング、ブランディングの秘密を知りたい方は、ぜひ、読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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