大ヒット商品の名付け親が語る、「育つ」ネーミングの作り方

Man looking at paper with word Name pasted on his foreheadMan looking at paper with word Name pasted on his forehead
 

思わず手にとってしまう、欲しいと思わせる、共感されるようなネーミングの商品ってありますよね。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、大ヒット商品のネーミングを手掛ける著者の一冊。「なまえは育てるもの」という考えを持った著者の仕事術は必読です。

プロが教えるネーミングの秘密⇒『なまえデザイン』

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なまえデザイン

小薬元・著 宣伝会議

こんにちは、土井英司です。

マーケティングの最小単位は「名前」だと考えています。

われわれ人間は、「名前」が付くことで、「それ以外とは違う価値を持つ」という認識を持つからです。

ビジネスブックマラソンでもこれまで、数多くのネーミング本を紹介してきましたが、本日ご紹介する一冊は、その中でもベスト5に入る一冊です。

著者は、元博報堂のクリエイティブディレクター/コピーライターで、これまでにネーミングやブランディングで数多くの実績をお持ちの小薬元(こぐすり・げん)さんです(「薬」は本来難しい方の字ですが、文字化けを避けるため、こちらで統一します)。

「まるでこたつソックス」
「パルコヤ」
「ジェリコ」
「小豆小町」
「からだにユーグレナ」
「SAKE HUNDRED」

などは、おそらく多くの読者が聞いたことがある名前ではないでしょうか。

著者は、「はじめに」で本書のことをこう語っています。

この本は、本屋の同じ棚に並んでいるかもしれない「ネーミングスキルを伝える趣旨の本」ではありません

理由は、2つあって、1つは「なまえは育てるもの」という考えを著者が持っていること。もう1つは、右脳と左脳をいったりきたり、くっつけたりして「なまえ」を生んでいるため、「売れるネーミングの作り方は3つ」みたいなビジネス書風の表現が軽薄に感じられるからなんだそうです。

この「はじめに」を読んだだけで、期待値が大きく跳ね上がったわけですが、読んでみて、それが確信に変わりました。

真にブランドとして「育つ」ネーミングを知りたい方、受け手に共感される言葉の法則を知りたい方は、ぜひ読むことをおすすめします。

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