2.財源が足りない分は国債を買ってもらって調達するが、積もり積もったツケ
どっから借金してるのかというと、主に銀行や保険会社とかです。国民のお金(預金)が集まってる所なので、国が国債を発行して銀行に買ってもらってお金借りてるという事です。
そういえば国は国民からお金を借りている!というような話がありますが、僕らは別に国に借金した覚えなんてないですよね。
でも、人々は銀行に預金したりします。その預金を使って、国の国債を間接的に買っているわけです。だから国民が国に借金してるという事が言われるのです。
お金を借りなければ予算が組めないという状況はもう今から50年ほど前から毎年のように続いています。銀行はお金を借りてくれる企業がなかなか見つからないと、国債でも買っとくか…となります。国の国債を銀行が買って、お金を調達するのですね。
しかしながら、借りたお金は返さないといけないですよね。例えば令和5年予算では35兆円ほどの国債で予算を組んでますが、その予算の中から25兆円の国債費を返しています。
これを見ると借りたお金より、返すお金が少ないですよね。
じゃあどうなるかというと借金が溜まっていく事になり、昔からよく話題になってる国の借金とやらが1,200兆円ほどになっています。もちろん借金だからいずれは返さないといけません。
どうやって返すかといったら、それはもう大前提として税を引き上げる事が前提となります。でも僕ら国民は税金を上げるなんてけしからん!許さん!ってなりますよね。
国会議員も自分の票に響くから、じゃあ税を上げるなんて話は先送りするかあ…となって、将来の人の課題となります。選挙で増税しますというと大抵、物凄く反発されて支持を失います。
そして将来の人(今の子供や若い人)は、今まで溜まり溜まった借金を返済するために増税を受け入れる事になり、今までの人よりも税の支払いが大変になります。これが将来にツケを回してるという事です。
民主主義はもちろん今の政治では最善なのでしょうけど、ここに欠点があります。
景気が悪い時は国は借金を増やしても、お金をバラまいたり、必要でもない事業にお金を使って景気を良くしようとします。
でもその後景気が良くなればその時に税収を増やしたりして、それでチャラにすればいいかという流れになればいいのですが、先ほどのような国民の支持は得られにくいので実際にはそうはなりません。
景気が悪い時はせっせと借金してでもお金を使い、国民はそれに対して喜びます。しかし、じゃあ景気も良くなったし税を引き上げさせてもらうね!となると、絶対に国民は反対します。
国会議員も国民の支持を得られないという事は、票が取れない事態になるので「しょうがない…税を引き上げるのは今回はやめとこう…。後の人で頼むわ」という事になります。
そんな事が積もり積もった結果が、今の段階の1,200兆円の国の借金と呼ばれるやつです。
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