2.トラブル中
2つ目は、トラブルを解決するための方法収集と提示、実行すること。
トラブルが起きてしまった時にできることはただ一つ。誠実に解決策を収集し、実行するのみです。
ここで大切なのは、「小利口にならないこと」です。
トラブル中は、渦中の人は正論以外は受け取りません。小利口にならず、まっすぐと一番実現可能な解決策を実行すべきです。
誰のせいでトラブルが起きたのかは重要ではなく、優先事項は「トラブルを解決すること」です。
自分が解決しなければならない、相手が解決するべき、ではなく、当事者を「解決」に巻き込むのが良い手です。それができれば、トラブルによる怒りや悲しみの矛先は中空に向かいます。
3.トラブル後
3つ目は、トラブルの火種を鎮火すること。
トラブルというのは、1つ解決しても油断できないものです。
完全に火を消すまで、そのトラブルの面倒を見ておく。一見消えたかのように見えるトラブルの火種は、時間が経つと違う色となって別のトラブルを発火させます。
トラブル解決後は、その解決による代償やトラブルの歴程から、新たな火種を作らないようにしておきます。
解決方法によっては後々にもっと大きなトラブルとなる可能性がある、ということを考えておきましょう。
この3つのフェーズごとの「解決の考え方」は、まさに探偵の暗黙知と言えるのではないでしょうか。
なかなか言語化しにくい部分ですが、浮気調査や企業調査を越えて、生活の中でのトラブルにも当てはめることができる考え方です。
探偵の暗黙知の中でも一番実用的でもある「トラブル解決の仕方」。参考にしてみてください。
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