そもそも今のタイミングでAIが注目されたのは、この数年間でコロナ超愚策(在宅化)などもあり、世の中の多くの機能がネットに乗ってきて、ネットが網羅できる情報の範囲が格段に広がったからだ。
人間がしていること、してきたことに関する情報の多くがネットに集まった。ネットは人類に関する巨大なデータベースになった。それを情報源として、人間と対話できる(かのような)AIが出てきた。
社会のネット化がなかったら、データベース構築に無限の時間がかかる。すべての本や雑誌や公文書をスキャンして読み込み、内容に関して重要性を決めたりタグをつける、すべての動画や音声を録画録音して解釈して収納する、など。
データベース構築の高速化には50年かかると言われてきた。それが社会の方からネットに入り込んできてくれて、対話型AIが50年早く実現した。
● “Godfather of artificial intelligence” weighs in on the past and potential of AI
しかし、ネットにはウソや歪曲も多く紛れ込んでいる。近年は、ネットだけでなくマスコミや権威筋の言説(公文書など)も、ウソや歪曲が急増した。
米国側は、覇権低下とともにウソまみれになっている。ウクライナ戦争、米中対立、温暖化人為説、インフレ、パンデミック、ジェンダー問題など、G7が扱うテーマの多くが歪曲系の話だ。
● AI Poses Threat To Democratic Order: President Of Germany
歪曲系は2001年の911テロ戦争から増え続けている。多くの分野でウソや歪曲話が「無誤謬な事実」とみなされ、軽信を拒否して歪曲を指摘する言説の方が「偽ニュース」として言論的な取り締まりの対象になる「1984ごっこ」になっている。
スマホの普及により、SNSなどネットがマスコミを押しのけて情報の主流になり、マスコミは時代遅れの情報源になりつつ、貧すれば鈍す的に歪曲がひどくなった。今さらAIがマスコミのコンテンツを取り込んでも歪曲はなくならない。
● AI Could Threaten Humanity Within 2 Years, Warns UK AI Task-Force Adviser
● Governance By Artificial Intelligence: The Ultimate Unaccountable Tyranny
米国側の諸国は大リセット系の仕組みによって社会的・経済的・政治的に自滅させられつつある。ネットのAIは、そうした米国側自滅の仕組みの一つだ。
BIS(国際決済銀行)は資金洗浄の取り締まりのため、AIを使って世界中の送金を監視するシステムを作ろうとしている。
資金洗浄かどうかを判断するのにどんなデータベースを使うのか?ネット情報を使うなら、濡れ衣に基づく誤判断が多くなる。
非米諸国間の送金に濡れ衣がかけられ、非米諸国はますますBISに監視されるドルやユーロを使わず、監視不能な非米側の諸通貨を使うようになる。ドルの基軸性喪失に拍車がかかる。
● BIS To Use AI To Monitor Global Bank Transactions For “Money Laundering”
AIを新薬やワクチンの開発に使えるぞという礼賛記事も見た。しかし、何をどうやるかによっては、コロナワクチンみたいなインチキな製品の開発に拍車が掛かり、米国側は医療過誤だらけになる。
● UBS Makes Five Generative AI Predictions
英国は、外国からの脅威を探知するためにAIを使うことを計画している。AIに脅威を捏造させる策略ですな。最高傑作の脅威を期待しよう。さすが英国。
● UK to use AI to detect foreign threats