40歳を超えても出世しない人が知らない「肉を切らせて骨を断つ」ということ

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会社で出世する人、しない人。お金を稼ぐ人、稼げない人。ここにある「差」は何が理由なのでしょう?今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、譲るモノと譲れないモノを明確にする、「肉を切らせて骨を断つ」重要性を伝えています。

何に譲れて、何に譲れないのか

人間にはプライドとかメンツという面倒くさいモノがありまして、それが人間関係とかビジネスに影響を与えるんですよ。特に男子は、なぜかここに敏感というか過敏な人が多いんですよね。

それを踏まえた上で、つまりそんなプライドがあるということは仕方のないことだとして、その上で人生を設計する方法を考える必要があるんです。

それこそが、中級者から上級者に行くために大事なポイントなんですよ。それが「譲るモノと譲れないモノを明確にする」ということです。

譲るとは大なるモノのために、小なるモノを明け渡すということです。40歳を超えても出世しない人って、あらゆるモノに対して譲りたくない!って考えることが多いんですよ。

そんなちっぽけなモノを守るために意地を張ると、もっと大きいモノを失ってしまいますよということが分からないんですね。もちろん小さいモノは、ちょっと意地を張ったら簡単に手に入るというか、守ることができるわけですよ。そうするとそれを己の力や能力に依るモノだと勘違いして、次から次へとあれも譲れない、これもダメって方向に走るんですよ。

これは会社の中で何からの権限を手にした人が最初に陥るところです。そうやって意地汚く守れば守るほど、その人の評価が下がって、周りの人は呆れるようになるんです。

その結果、組織として、ビジネスとして本当に守らなきゃならないモノが疎かになるわけです。正確には、そのことに気付いてそれを守ろうと思っても、相手はあなたからそれを奪うための戦術を用意していますから、この時点では既に勝負が決しているんですよ。

権力や権限を手にしたからといって、目の前にあるモノを片っ端から手に入れようとしたら、そりゃ大事なモノを逃しますよね。

それでも最初のウチは、そうやって自分の意志であれこれと手に入れられることが楽しくて自分が大事なモノを失ったということに気付かなかったりするんです。

だからこのことが中級者から上級者に行くために大事なポイントになるんです。そこに気付かない人は永遠に中級者でオシマイですから。

こうならないためには、あなたにとって、あなたの組織にとって、あなたのビジネスにとって、何が最も大事なモノなのかを考えて、

 ● それ以外に切り捨てられるモノが何か

を考えるのです。

自らの意志で切り捨てる、手に入れないと決める、他の人が占有することを許容するという態度を持つことが、上のレベルに行くために必要なんですよ。

もちろん切り捨てるのは、もっと大なるモノを手に入れるためなんですからね。これを武術の世界では、「肉を切らせて骨を断つ」というわけです。

なんたって肉は切られるわけですから、そこに痛みを感じるわけです。それがガマンならないから、全部奪いに行こうとするんですね。

人生に於いて100戦全勝なんてことはないんですよ。51回勝てたら御の字というか、正確には10勝90敗でも幸せになれる道を探して、その10回をキッチリ勝ち切ることを考えるのが上級者なんだと思いますよ。

なんだか抽象的で難しいって思いました?このテーマは具体的に書いちゃったら役に立たないんですよ。良く分からない抽象的な話にするから、みなさんはあれこれ考えるわけで、その結果、ある時にじんわりとこころに響くようになるんです。

ですから週末は、自分が切り捨てるモノ、譲れるモノが何かをぼんやりとで良いから考えてみて下さいね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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