クリミア方面
クリミアとヘルソン州を結ぶチョンガル橋を「ストームシャドー」で破壊して、道路の大きな穴が開いて、道路の通行ができなくなった。
その前に、クリミアのヘオドシアで、パルチザンが鉄道線路を破壊して、貨物列車の運行ができずに、トラック輸送に切り替えていたが、その主要な道路も橋の破壊で通行ができなくなっている。
しかし、クリミアとヘルソン州を結ぶ道路が2つあるので、残り1つで運ぶことはできる。
その他方面
リシシャンスク方面では、ロ軍はビロホリフカに攻撃したが、撃退されている。反対に、ウ軍がロズドリフカに攻撃をして、ロ軍陣地を一部取っている。
アウディーイウカ方面で、ロ軍は要塞、セベルネ、プレボマイスケを攻撃したが、撃退されている。逆にウ軍はクラスノホリフカとカミヤンカを攻撃して、少し前進した。
2014年以来、ロ軍に占領されていたウクライナ領土を奪還した初めてのケースがクラスノホリフカの一部地域だという。ウ軍が欧米兵器で優位になってきた。
マリンカでは、ロ軍が攻撃したが、ウ軍が逆襲してロ軍を押し戻した。他にも、この地域で、ロ軍はポビエダ、ノボミハイリフカ、ボハレダラに攻撃したが、ウ軍に撃退されている。
トクマク、メリトポリ、マリウポリで複数回の爆発が毎日のように続いている。特に、トクマクでは、ロ軍第19自動車化狙撃師団の司令部がHIMARSで攻撃されて、多数の死傷者が出たようである。
ウ軍は、ヘルソン州ヘニチェスクにあるロシア軍の集中地域スグヴァルディアの基地に対して、ストームシャドー4発で攻撃したようである。
ロ軍の弾薬庫、司令部、武器庫が次々と破壊されているようである。このため、前線への補給が滞っている。ロ軍の消耗が、ウ軍の消耗より多いことが分かる。
それもロ軍兵はウクライナという外国で消耗して死んでいくことに割り切れなさを感じているはずである。特に下級将校は身の危険が多く、部下の不満も直接感じているので、なおさらだ。
反対に、ロ軍は、ウクライナ全土に対して毎日、ミサイル、ドローン、砲撃などで、攻撃してウクライナ国民を死傷させている。
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