市川猿之助は入院先で「死にたい!」と錯乱も…残る“証拠隠滅”の謎

2023.06.30
 

入院先の病院で「死にたい…死にたい!」と錯乱

移送されるまで入院していた病院では、「死にたい…死にたい!」と繰り返し、半ば錯乱状態だったとも捜査関係者から聞いています。

その理由は自分だけ残ってしまったことへの後悔なのか、もう2度と舞台に上がれない無念なのか、モラハラやセクハラが公になってしまったことや離れて行った最愛の人への懺悔なのか…。

個人的には大名跡の歌舞伎一家が家族会議で“3人で死んで生まれ変わろう”を決めるのか…とさえ思ってしまいます。

輪廻転生を信じているというような話もしている喜熨斗容疑者ですが、宗教的概念や家族関係とは最も遠いポジションに位置していた役者だという印象を、私は今までの取材から勝手に感じるのです。

これからの取り調べは“肝臓がんがステージ4で要介護、認知症も発症していた”という実父の状態を見極めた上での自殺ほう助、自殺教唆、承諾殺人、殺人罪の確定が焦点になるでしょう。

限られた勾留期間の中で、捜査当局がどこまで真実に迫る事ができるのか。

また喜熨斗容疑者の口から何が真実として語られるのか…亡くなった御両親の魂が成仏できることを祈るばかりです。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:Chris 73 / Wikimedia CommonsCC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

print
いま読まれてます

  • 市川猿之助は入院先で「死にたい!」と錯乱も…残る“証拠隠滅”の謎
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け