なぜ松尾貴史は狙われたのか?週刊誌に突然「ゴシップ記事」掲載の全真相

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タレントや俳優、コラムニストとしてマルチな才能を発揮し続けている松尾貴史さん。そんな松尾さんのゴシップ記事がコロナ禍真っ只中の2021年、写真週刊誌に掲載されたのをご記憶の方も多いのではないでしょうか。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、2年の沈黙を破り松尾さん本人が語った事の真相を紹介。彼が「狙われた」理由を推測しています。

仕掛けられた罠。松尾貴史「ゴシップ記事」の全真相

いつもは主に政治や社会問題を取り上げているこのコーナーですが、今回は珍しく芸能界のゴシップがテーマです。とは言え、あたしは芸能人の浮気や不倫に上から目線で偉そうな能書きを垂れてドヤ顔をするような趣味はないので、今回、問題視しているのは、そのゴシップを報じた「週刊誌」の報道姿勢です。

さて、ちょっと古い話で恐縮ですが、今から2年と少し前の2021年4月13日発売の写真週刊誌『FLASH』が、俳優でコラムニストの松尾貴史さんのゴシップを報じました。もう忘れている人も多いと思うのでザックリ解説すると、松尾さんはフェイスブックを通じて知り合ったという女性と2人で飲み屋へ行き、そこから出て来て別れた後、電車に乗って1人で2件目のバーへ行き、22時過ぎに出て来ると、次に「Closed」の札が下げられた別のバーにも訪れ、日付が変わるころまで3軒の飲み屋をハシゴした、という内容です。

何が問題なのか分からないような流れですが、ここで問題視されたのは、この時期は新型コロナによる「緊急事態宣言下」だったという点です。当事は「緊急事態宣言下」で、飲食店は20時までの時短営業を要請されていたため、20時以降に飲み屋へ行った自民党議員らが、厳しく批判されていました。

そんな状況で、いつもは政権与党に対して厳しい批判をしている松尾さんが、自分が時短破りをして遅くまでハシゴ酒を楽しんでいたのです。ふだんから松尾さんの物言いを面白く思っていなかった一部の人たちは、「待ってました!」とばかりに松尾さんを攻撃し始めました。

しかし、松尾さんは言い訳めいたことはいっさい口にせず、翌14日のツイッターで、「先般からの週刊誌報道の通り、私自身の軽率な行動により、皆様にご心配とご迷惑をお掛けしましたこと、心よりお詫び申し上げます」「信頼を損ね、多大なるご迷惑をお掛け致しました」「自分本位な行動を取ったことを悔やみ、真摯に反省しております」「今後は自らの行動を十分自覚し、責任ある行動を実践してまいります」と謝罪しました。

…そんなわけで、あたしは、ネットで書き続けていた『きっこの日記』の書籍版を、これまでに3冊刊行していますが、2007年に刊行した2冊目の『きっこの日記 2』(白夜書房)には、『きっこの日記』の愛読者だという松尾貴史さんに寄稿していただきました。松尾さんとは実際にお会いしたことはありませんが、これをキッカケとして、以来あたしは、必要があればネットを通じて松尾さんとやりとりして来ました。

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