社長は経営計画書を捨てなさい。商売を成功させるたった3つの大切なこと

 

3.3つのことを決める

3つのこととは、何でしょう。それは、

  • 誰に売るか
  • 何を売るか
  • どうやって売るか

を決めることです。

誰に売るかって?お客様に決まっていますね。そのお客様を、絞り込んでみます。例えば、中高生とか、近所の人とか、サッカーをしている人とか、この人たちにお店に来て欲しいという対象を決めることです。すると、お客様にもそのことが伝わります。

もちろん、決めた対象のお客様だけに商品やサービスを提供するということではありません。お店には、それ以外のお客様も来られます。それはそれで構いません。しかし、一番売りたいお客様を決めることで、お店の目指すところが、明確になります。すると、そうしたお客様が集まるお店になっていくでしょう。

次は、何を売るか、です。もちろん、お店では商品やサービスを売ります。決めるのは、そういうことではありません。決めた対象のお客様が、本当に求めているのは何かという事を考えます。例えば、

  • スポーツがうまくなりたい
  • スポーツを通じて成長したい
  • スポーツで人々と交流したい

といったことです。つまり、お客様がスポーツを通じてどんなことを達成したいかを考えます。お店は、そのための商品やサービスを提供する場所です。ぜひ「何を」売るかを決めましょう。

「何を」が決まれば、「どうやって売るか」が決まってきます。決めたお客様が求めていることに対して、お店は何ができるかということです。例えば

  • お客様同士が交流できる場とする
  • 丁寧な説明と気楽に相談ができる店にする
  • 他店では手に入りづらい、高品質の商品を揃える
  • 技術レベルが向上するイベントを頻繁に開催する

といったことですね。

いかがでしょう。この3つのことが決まっていたら、お店がやることは簡単です。そのことで、お客様が喜んでくれるのは、間違いありません。そうすれば、売上も利益も増えていくことでしょう。決して商売は難しくはありません。

■今日のツボ■

  • 商売は、「お客様に喜んでいただいて、その対価をいただくこと」
  • 3つのことを決めれば、商売がうまく行く
  • 3つとは、「誰に」「何を」「どうやって」売るかということである

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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