もはや日本という国の「自殺」。結婚できない低所得層と打つ手のない少子化の深刻度

 

実に悲しいことではありますが、これが日本の現実です。“異次元の少子化”対策は、票集めのためのバラマキであり、同一労働同一賃金がまったく実現せず、非正規が低賃金労働者であり続けるのも、いわば票集めなのでしょう。規制を強めれば経済界から反発をくらいますから。目先のしあわせを追い続けている限り、「未来の大人」は確実かつ想定を超える速さで減りつづけます。

ならばせめて、同性・異性に関係なくパートナーとして法的に認めるとか。婚外子を認めるとか。抜本的な改革にむけた議論をしてほしいです。

フランスでは「法律婚」「PACS=連帯市民協約」「事実婚」の3つのカタチがありますし、ドイツでは「パートナーシップ制度」があり、フランスのPACSと同じで、同性でも異性でも利用できます。ベルギーでも「合法的同居」が認められるなど、多くの欧州諸国で「これまでの結婚制度」に拘らない、第2、第3のカタチを法制化しているのです。

日本は「選択的別姓」すら認めていないので、つくづく日本って…ですよね。

とはいえ、とにもかくにもこのままでは「日本の自殺」です。みなさまのご意見、お聞かせください。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

初月無料で読む

image by : Shutterstock.com

河合 薫この著者の記事一覧

米国育ち、ANA国際線CA、「ニュースステーション」初代気象予報士、その後一念発起し、東大大学院に進学し博士号を取得(健康社会学者 Ph.D)という異色のキャリアを重ねたから書ける“とっておきの情報”をアナタだけにお教えします。
「自信はあるが、外からはどう見られているのか?」「自分の価値を上げたい」「心も体もコントロールしたい」「自己分析したい」「ニューストッピクスに反応できるスキルが欲しい」「とにかくモテたい」という方の参考になればと考えています。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』 』

【著者】 河合 薫 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 水曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • もはや日本という国の「自殺」。結婚できない低所得層と打つ手のない少子化の深刻度
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け