自分が売ろうとする商品のメリットを伝えることはもちろん大切ですが、むしろデメリットを伝えることで、さらに信頼を得ることができます。しかし、その「デメリットの伝え方」にも理解すべき点がいくつかあるようです。今回、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、「デメリットになる人を理解する」ことの重要性を語っています。
デメリットに当たる人
商品情報を学ぶ時には、メリットと同時にデメリットも考える機会があるかと思います。
「この商品はここが長所だ」と同時に、「この商品はここが短所だ」も一緒に知っておくことで、より商品の魅力に迫れるからです。
販売に関するトレーニングの一種に「メリットピックアップ」がありますが、これもメリットだけではなくてデメリットを合わせてピックアップするという人も多いでしょう。
こうしたデメリットを理解する時には、単に商品の良くないところを探すのではありません。「誰にとってのデメリットか?」を理解することがとても重要です。
なぜなら、それがわかっている人は、「こういう人にはおすすめできません」がハッキリ言えるからですね。
デメリットを伝えられる人は、信頼をされやすい傾向にあります。
うまい話しかしない人と、うまい話と同時に落とし穴やリスクがあることを教えてくれる人とでは、後者の方が信頼されやすいというのは皆さんも肌感覚でわかるはずです。
良いことしか言わない人は、やっぱり信用しづらいというのは人の性です。
なので、デメリット情報もしっかりと理解しておくことが必要なのですが、このデメリットは人によってデメリットかメリットかが大きく変化します。