はっきりと「デメリット」を伝える販売員が信頼される当然の理由

 

例えば、暑い中で汗をたくさんかくような仕事をしている人のための塩分補給できる食べ物があったとします。熱中症を防ぐための効果を考えて作られていることでしょう。

しかし、糖尿病だとか特に動かずに汗をかくことも少ないような人には、どう考えても合わない食べ物ですよね。

商品として本来メリットであるはずの事柄が、人によってはデメリットになってしまうわけです。

これがわかっているからこそ、「デスクワークの人には合いません」「汗をかくことが少ない人には、おすすめしません」とハッキリ言うことができます。

基本的にほとんどの商品には、「こういう人には合わない」が存在します。そしてそれを理解した上で、お客様にも伝えることができると、「そこまで教えてくれるのか」と信頼してもらいやすくもなる。

そして販売という面で考えるなら、「だからお客様は大丈夫です。どうぞ遠慮なく使ってください」とよりメリットを強調することもできるのです。

どんなメリットがあるかだけでなく、どんな人にどんなデメリットがあるかも常に考えられるようにする。

その上で、お客様にどう伝えられば良いかを考えておくと、より信頼のおけるトークになります。

今日の質問&トレーニングです。

1.自店商品をひとつ使って、スタッフ同士で提案してみましょう
2.その際、「こんな人には合わない」と、ハッキリとデメリットを伝えられるようなトークをしてみましょう
3.普通にメリットばかりを伝えているトークと比べて、どのように感じられるかフィードバックをしあってみましょう

image by; Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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