初めて会った人から「感じいい人だな」とも話れるためには、どんな努力が必要なのでしょうか? メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者で経営コンサルタント、関東学園大学で教鞭を執る菊原さんは、そんな「シンプルだけど意外と難しい」ポイントについて分かりやすく紹介しています。
感じのいい人とそうでない人の違いは”事前チェック”で決まる
誰かと面談する際「この人は感じがいいな」と思うこともあれば「う~ん、ちょっとイマイチかな」と思うことがある。その違いは何だろうか?
感じのいい人は
- 表情が柔らか
- 雑談力、トーク力がある
- 気遣いができる
などといった特徴がある。
しかし、それ以上に大切なのは“相手のことを事前に下調べしたかどうか”である。
トップ営業スタッフは人と会う前に必ず“事前チェック”をしている。
今は便利な時代。ブログ、SNSなどを1分チェックするだけで「最近はこんなことをしているんだな」と分かる。これをするかしないかで、天と地ほども結果が変わってくるのだ。
以前、仕事の関係のAさんと会った時のこと。時間が無く何も調べず臨んだ。言い訳だが・・・
名刺交換をして軽く挨拶をする。Aさんはあまり余計なことを話さないタイプ。話すことが思いつかず、お互い気まずい雰囲気だった。
仕事上の話はできたものの、話が盛り上がることはない。終始ビジネスライクの雰囲気で終わった。打合せが上手くいかなかったわけではない。しかし、なにか物足りなさを感じた。
それからしばらくしてのこと。同じように仕事の関係でBさんとお会いすることになった。メールでやり取りする際、BさんのSNSの存在を知った。
それを見ると「こんな便利な収納グッズがあります」と掲載されていた。
100均の物をうまく組み合わせて収納している。プロ並みの収納術だ。
そして、お会いした際「最近は収納グッズに凝っているのですか?」と質問した。
この質問に対してBさんは「そうなんです。この収納見てくださいよ」といってスマホで冷凍室の収納写真を見せてくれた。
私もこの手の便利グッズは嫌いではない。このネタで盛り上がった。それから仕事の話をした。とてもスムーズで気持ちのいい打合せとなったのだ。
営業も仕事も“会う前に下調べするかどうか”は非常に重要である。ただこれは少し結果を出している営業スタッフならやっていることだろう。
ここで注意点がある。事前チェックが行き過ぎてしまうと逆効果になることもある。
営業スタッフとお会いした時のこと。私のことを詳しく調べてくれていた。これは嬉しいのだが。
しかし何か話をすると「あぁ、FBで載せていましたね」と言われる。
これが2回続くと「次は何を話したらいいか・・・」と話しにくくなる。これはこれで話が盛り上がらなかったのだ。
出来る人は事前チェックを怠らない。その上で“ちょっとだけ知っています”といったスタンスで聞いてくれる。
仮に話の内容を知っていたとしても「本で知っていましたが、詳しく聞かせてください」と言ってくれる。こういった人に対して好感を持つ――(メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2023年10月6日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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