仏の顔は1度だけ。優秀な人材を見極めるのは「同じ質問かどうか」

 

それがその後に非常に役に立ちました。人って大事な話をする時には、ちょっとだけ顔が締まるというか、雰囲気がスッと変わるんですよ。その変化を逃さないようにして、そこからは真剣に聞くモードに入るわけです。たったそれだけのことで、説明が一発で頭に入って来る、だから同じことを訊かないですむわけです。

だから逆に、自分が上司になった時に、それができる人をエコヒイキしたくなり、できない人を大事なラインから外すということをするようになったわけです。

でもこれって、上司部下の関係ではなくて、顧客との関係なら当然なんですよね。顧客の依頼したことを正しく理解して処理するのは当然ですし、一度で記憶するのもまた当たり前のことですからね。まさか顧客に、

■ 昨日の話、忘れちゃったんでもう一度教えて下さい

なんて言えるわけがないんですから。

ですから顧客とフェーシングして仕事をする営業のような人は、この点がちゃんとしている人が多いんですよ。でも社内でだけ仕事をしている人については、半分とは言わないですが、それに近い比率で、同じことを何度も言わせる人がいるんですよね。

それくらいグダな人がたくさんいるので、あなたがビシッとしていたら、それだけであなたの評価は上がるんです。私もそうやって社内での評価を上げましたから。大事な話は一回で理解し、同じことを相手に言わせない、それを肝に銘じるだけで、あなたは買われてしまうはずなんです。昔はこの程度のことは差別化にならなかったんですが、世の中がダルな方向に流れていくと、こんな当たり前のことがプラス加点されるんですから、サラリーマンで出世するのって案外簡単なんですよ。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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