ついに出る!任天堂が「ゼルダの伝説」実写映画化を電撃発表でネット上はお祭り状態。あふれる期待と不安の声「名作の予感」「ポリコレ大丈夫?」「ディスクシステム懐かしい」盛り上がるキャスティングと作風予測

2023.11.08
by kousei_saho
Milan,,Italy,-,August,20,,2018:,The,Legend,Of,Zelda:
 

出る、出る、出る、出る、ついに出た…といったところだろうか。ゲーム大手の任天堂は8日午前7時、人気アクションアドベンチャーゲームシリーズ『ゼルダの伝説』を実写映画化すると発表した。公開時期やキャスティングなどは未定だという。映画の制作は任天堂とArad Productions Inc.で、監督は「メイズ・ランナー」シリーズで知られるウェス・ボール氏が務めるとしている。しかも、映画制作費の50%以上を任天堂が出資し、全世界配給と共同出資をソニー・ピクチャーズが行なうという気合いの入ったもの。ネット上は、早くも新旧ファンたちによる期待と不安の声であふれかえっているようだ。

全世界で1億3,000万本以上を売り上げる伝説的ゲーム

「ゼルダの伝説」シリーズは、1986年の初代『ゼルダの伝説』の発売以来世界中のゲームユーザーから熱い支持を得ている、任天堂のアクションアドベンチャーゲーム(もしくはアクションRPG)。プレイヤーの分身である主人公のリンクが、強敵からお姫様のゼルダを助けるという物語だ。

初代『ゼルダの伝説』が、宮本茂、手塚卓志、中郷俊彦、近藤浩治各氏などのわずか数人により、「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」の登場と同時に発売される「ローンチソフト」として開発されたことも、今や語り草となっている。

最新作は2023年5月12日に発売されたNintendo Switchの『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。現在までに30種類以上のシリーズ作品がリリースされ、今年の時点で世界累計売上本数が1億3,000万本を超える大人気ゲームだ。

アラフィフ世代にとっては上記の通り、初代『ゼルダの伝説』が「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」の第1作であったことが昨日のことのように思い出されるのではないか。

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image by: Evan-Amos, Public domain, via Wikimedia Commons

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image by: Poirier273 at English Wikipedia, CC BY-SA 2.5, via Wikimedia Commons

当時の子供たちにとって、始めてのフロッピーディスク体験が「ディスクシステム」だった。

「ゼルダの生みの親」宮本茂氏も自らX(旧Twitter)に投稿

今回の実写映画化発表では、任天堂代表取締役フェローで初代『ゼルダの伝説』開発者である宮本茂氏と、マーベル・スタジオの設立者兼元CEOであるArad Productions Inc.代表のアヴィ・アラッド氏が、共同でプロデューサーを担当することが明らかになっている。この発表に伴い宮本氏は、「今回Aviさんに共同プロデューサーをお願いし、任天堂自ら制作に深く関与して正式に開発をスタートしました。完成まで時間がかかりますが、楽しみにお待ちください」とコメント。監督は人気作「メイズ・ランナー」シリーズでメガホンを取ってきたウェス・ボールが務めるという。


早くもネット上で飛び交う期待の声と盛り上がるキャスティング予想

「ゼルダ実写化」という大ニュースを受け、ネット上は早くも期待と不安の声が入り交じる状態となっている。

迷路に閉じ込められた若者たちの不条理を描く「メイズ・ランナー」シリーズを手掛けたウェス・ボール氏の監督就任には肯定的な意見が多く、ゲームの世界観がどこまで再現されるのかに注目するファンも多数。宮本茂氏と任天堂が作品に直接関わる「本気度」への期待感も高いようだ。キャスティング予想も話題となっており、早くも俳優の名前をあげるネットユーザーたちの投稿で盛り上がりを見せている。

「ポリコレの餌食」による世界観の破壊を懸念する声も

一方、昨今の映画業界で重視される「ポリコレ」(ポリティカルコレクトネス:人種、性別、国籍、宗教、年齢、障がいなどを理由とした差別的な表現を正すという考え方)の影響で、作品世界が大きく変えられてしまうのではないかという不安を綴った投稿も多く見られる。「世界観の破壊」を危惧する声だ。しかしこのような懸念に対しては、任天堂やソニー・ピクチャーズがここまで深く関わっていることを考えれば、「安心しても大丈夫なのでは」という見方も示されている。

「ゼルダの伝説」と聞いてアラフォー世代が思い浮かべるのは、スチャダラパーが歌う『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』のCMソングではないだろうか。このダンス動画のような、楽しくワクワク感のある実写映画を期待したい。実写化ゼルダの伝説、出る、出る、出る、出る、ついに出る。

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