あなたの店が“差別化”を図るとき「絶対にハマってはいけない戦略」とは?

 

3.製品差別化戦略が重要

メーカーさん、問屋さん、小売店さんにとって、製品差別化は重要な戦略です。

優れた商品は、利益をもたらしてくれます。

ですから、どうしても製品差別化に行くのでしょう。

製品の差別化をするには、どうしたらいいでしょうか。

それは、お客様の本当のニーズを知ることです。

例えば、車ならば「安全に快適に走りたい」、家電ならば「便利で操作が簡単」、というのが本当のニーズかもしれません。

では、スポーツショップに来られるお客様の、本当のニーズは何でしょう。

例えば、こんなことかも知れません。

・うまくなりたい
・強くなりたい
・格好よくなりたい

そのためには、どんな製品を販売したら良いでしょう。

今まで扱っていた製品の中にも、これらのニーズに合った製品があります。

それらの製品を売ることが、差別化です。

また、製品をカスタマイズしたり、修理したりするのも、「格好よくなりたい」お客様のニーズに合っています。

そして、まだ取り扱っていない製品で、お客様のニーズに合ったものを販売することも必要です。

例えば、上手くなったり、強くなったりするためには、自分の技術レベルを分析すると良いでしょう。

そのために、スマホアプリで簡単に撮影が出来て、自分の動きや能力を分析できるツールがあります。

また、選手のけが防止やコンディション管理に役立つアプリもたくさん市場に出ていますので、ご存知でしょう。

これからも、ITを利用した、うまく、強く、格好よくなるための製品は登場してきます。

これらの製品を扱うことが、製品の差別化となり、サービスの差別化につながっていくわけです。

差別化をすることで、お客様に喜んでいただけますが、くれぐれも価格戦略だけには、はまらないようにしましょう。

そうすれば、じわじわとお店のブランド差別化が出来ていきます。

4つの差別化戦略、分かっていただけたでしょうか。

■今日のツボ■

・他店との競争に勝つには、差別化が必要である。
・製品差別化、価格差別化、サービス差別化、ブランド差別化がある。
・スポーツショップは、価格差別化戦略にはまってはいけない。

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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