最近の家事系マンガに異議アリ。価値観の違いで起きたトラブルの解決法「尊重する」では“友達がゼロ”になる!

Mom friend who had a sad thing
 

正直なところ、この当否について論じても仕方がないと思っています。社会は良し悪しを超えて、かつてとは別のところに動いていくものだからです。

ただ、この解決方法の行き先は想像がつく気がします。

   『価値観』自体が狭いと当然トラブルが増える

ことになりますよね。なので、まずトラブルになった場合、自分の『価値観』を疑ってみた方がイイかもしれないですよ。

   これがフツーじゃないのか?

   相手がこう振る舞うのには理由があるのでは?

   自分も別のシーンでは同じような振る舞いをするのでは?

など。誰しも自分の考えは社会のスタンダード、常識的な考えだと思い上がっているものです(*゚∀゚*) そんなことあるわけないのにね。

相手も大人なら、ソレナリの合理的な思考回路をしているはずでその合理性を慮ってみるようにしましょう。

もちろん、ヘンなメンヘラやモンスターは論外ですよ。合理性の欠片もないような人もいますが、それは完全に対象外です。

その上で

  『尊重』とは不干渉にすぎないのではないか

と自問した方がいいと思います。

メンヘラやモンスターは論外ですが、自分の価値観と少しでも違う相手に『尊重』してしまうと、数年後には

   ほどんど誰も友達じゃない・・・

状態になるはずです。他人は自分とは違うものだからです。

些末な違いは、不干渉で回避するのではなく、受け流して少し馴染むくらいにしてあげた方が双方にとって付き合いやすいのではないでしょうか。

最近の家事・家庭系のマンガを見ていると、とにかくこの点が

   極端( ̄∇ ̄:)

ですね。

まあ、マンガなので、脚色もしているんでしょうが、相手はだいたい前時代的だったり図々しかったりしていて、主人公は何も言わずに堪え忍び、ある時ブチ切れてちゃぶ台クラッシュ。あるいは、ヒドく
キツい言い方で離婚か絶縁を突きつける。で、すったもんだの挙句『尊重』。

こんなやり方じゃ、ホントに数年後には

   誰も友達じゃない・・・

になるんじゃないでしょうか。

大切なのは、自分と価値観の合う人を捜し求めることじゃなく価値観の違いを

   解り合って受け流し馴染ませ合える

ことなんじゃないでしょうか。『尊重』とかいう美名のもとに狭量な考えで他人の価値観を否定し、不干渉に陥らないようにしたいものですね。

image by: shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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