活動休止中の旧ジャニ「嵐」は、松本潤と大野以外の3人が結婚し、それぞれ家族を持って「私生活」も大忙しのようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、私生活を報じられた相葉雅紀を「アイドル失格」、隠し撮りNGを貫く二宮和也は「アイドル哲学を守っている」と絶賛しながら、最近あまり良い噂の聞こえてこない櫻井翔についてアイドルとしての将来を案じています。
私生活は絶対NGの二宮和也、微笑ましければOKの相葉雅紀、櫻井翔は…
『女性セブン』が最新号で『嵐』相葉雅紀ファミリーのハプニングを記事にしていました。
昨年10月に誕生した長男と夫人3人で高級レストランで食事中に愛息が“ガン泣き”、「すみません、すみません」と大慌てで夫人と交替交替に店を出てあやしていたという話です。
微笑ましいと言えば微笑ましいのですが、これが今でも300万人超の会員を抱えるスーパーアイドルグループ『嵐』のメンバーと考えると…趣も少々変わってきませんか?
もちろん人間ですから歳も取りますし、生活形態も変わってきますが、個人的に私はアイドルはアイドルのままでいて欲しいと考えてしまいます。
“ジャニーズ王国興隆”最大の立役者と言って誰もがすぐに思い浮かべるのは故・メリー喜多川元名誉会長でしょう。
その女史が存命中、最も忌み嫌ったのがアイドルの私生活が公になることでした。
「ファンの夢を失いたくないから…」という大変シンプルなモットーには私も随分苦労したことを憶えています。
女史のこの方針から、無理矢理結婚を断念せざるを得なかったアイドルタレントたちを私は何人も目の当たりにしてきましたし、少しだけ理不尽な感じもしてきました。
女史の“アイドル哲学”からすれば冒頭の記事の掲載などもってのほかで、相葉君の行動は完全にアイドルとしては失格、女史に怒鳴り散らされていたはずです。
でも旧ジャニ御用達媒体の『女性セブン』がこんな記事を掲載しているわけですから、もしかしたら相葉君のアイドルとしての賞味期限は切れてしまったという解釈なのかもしれません。
もし事務所側が“私生活を切り売りしてでも『嵐』をトップアイドルとしてキープしていたい”と考えているのなら、それは大きな間違いだと言えると思います。
はっきり言ってファンを甘く見過ぎですし、アイドルにはアイドルならではの“幕の引き方”がある…と、故・ジャニーさんやメリーさんに厳しく鍛えられた私は思うのです。
相葉君と実に対照的なのは二宮和也のスタンスです。
ニノも今や2人の娘のパパですが、こちらは近影を隠し撮りされようものなら、その媒体に対して徹底抗戦の構えを崩しません。
法廷闘争も辞さない…というのがニノの構えです。
数年前、『女性セブン』がニノの夫人の妊婦姿を撮りましたが、それ以降は一切夫人と子供の写真が公になることはありませんよね。
それがその答えなのです。
4年前の結婚に際して、反対するメリーさんと掴み合いのケンカをしたと言われているニノですが、女史の“アイドル哲学”を守り続けているのは、実はニノだったりもするのです。
私生活の報道の仕方が対照的なこの2人に、ここにきてにわかに注目されているのは『嵐』櫻井翔の動向です。