統一教会の被害者が受けた精神的大ダメージ。一生忘れぬ「日本宗教連盟の言葉」

 

3.「精神的ケア」とは真逆な「精神的ダメージ」を与えた日本宗教連盟

日本宗教連盟は同じ声明のなかで「被害救済の議論にあたっては、物心両面からの支援が必要であることは言を俟(ま)ちません。そして私たち宗教者は、被害者の精神的なケアに努めるとともに、社会の信頼を損なわないためにも適正な法人運営に努めてゆくことが肝要であると存じます」とも述べています。

しかしながら、結果としてこの声明によって被害者に「精神的ケア」とは真逆な「精神的ダメージ」を与えてしまったと感じています。それは同連盟にとっても、本意ではないと思います。

40年以上も社会は被害を放置してきました。

この問題に対して、ぜひとも日本宗教連盟として、被害者らの声を受け止めて「物心両面からの支援」を行い、今、被害者が受けている旧統一教会の攻撃の矢面にたった形で、被害者を救うための歩みをして頂けないものでしょうか。

というのも、今回の与党法案では、民事保全の裁判を起こすことが前提となっており、被害者が旧統一教会に対して裁判を起こすことで、攻撃の矢面に立たされることになるからです。

後にも述べますが、これは組織対個人の戦いとなり、被害者の心身が脅かされる懸念があります。そのための心のケア、支援が何よりも求められています――(この記事はメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』2023年12月14日号の一部抜粋です。続きは、ご登録の上お楽しみください、初月無料です)

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悪徳業者などへの潜入取材した数は100ヶ所以上。数々の現場経験と被害者への聞き取り取材から、詐欺・悪質商法に詳しいジャーナリストとして一線で活動し、多数のテレビ・ラジオに出演している。現在はヤフーニュースのオーサ・公式コメンテーターとして、コメントやニュース記事を執筆中。消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」(2017年~18年)の委員も務めた。雑誌「ダカーポ」にて、悪徳商法に誘われたらついていく連載を担当。それをまとめた著書「キャッチセールス潜入ルポ~ついていったらこうなった」(彩図社)はフジテレビで番組化され、ゴールデン枠の特番で第8弾まで放送された。新刊11月予定「信じてみたら、ダマされる。~元統一教会信者だから書けたマインドコントロールの手口」(清談社清談社Publico)

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