安倍派ウラ金で「自民大混乱」の今こそ追及すべき、“暗黒の安倍政権”から積み残された「13の大問題」

 

歯止めなしに続く自民党政権の暴走

そもそも、安倍元首相暗殺をきっかけに、旧統一教会と自民党との癒着が露呈した段階で、自民党や歴代政権が反日かつ反社会的勢力の影響を強く受けているという日本の政治の驚くべき実体が明らかになりました。しかも、その影響で、自分たちのかつての親分が殺害されたにもかかわらず、自民党は実態解明に及び腰で、本気でこの問題の解決にあたる姿勢は一向に見られませんでした。

被害者救済法でも、包括的な財産保全についての修正案は自民党などの反対で否決されてしまいました。現政権や自民党幹部には、旧統一教会関連団体幹部と一緒に写っている写真が先日スクープされた岸田首相始め、未だ同教会に関連するとみられる議員が少なからず残っています。中でも、旧統一教会によって国会に送り込まれたと言っても過言ではなく、自民党との橋渡し役でもあった萩生田光一氏のような議員が、まともな説明責任を果たすこともなく、自民党の要職に留まり続けてきたのは、旧統一教会との縁が切れていない何よりの証拠でしょう。

なお、この原稿を書いている12月14日現在、萩生田氏は、今回の裏金問題で逮捕される可能性のある議員の一人とされていますが、自民党政調会長を辞任する意向を固め岸田首相に辞表を提出したと報道されています。しかし、本当に逮捕される可能性があるならば、自分で出処進退を判断する自由などありません。萩生田氏は、加計学園とも深いつながりがあり、「総理のご意向」発言でも問題になりました。本来であれば、その段階で何らかの政治責任を取る必要があった人です。

また、経産大臣を辞任した西村康稔氏も逮捕者リストに名前があるとされていますが、週刊文春が「架空パーティー」なるさらに姑息で悪質な手段で裏金を集めていた疑惑があるとスクープしています。その他、松野官房長官、鈴木総務大臣、宮下農水大臣、高木国対委員長、世耕参院幹事長も辞表を提出したと報じられています。すなわち、現段階で、いわゆる安倍派5人衆すべてを含む安倍派の7人+αが何らかの処分を待たずに辞任、または辞表を提出しています。

11月3日に配信したメルマガ29号の「気になったニュースから」で、『大切なのは忘れ去ることなく真実を追求し続けること』と題して、モリカケサクラを始めとする安倍政権時代からの積み残しの問題を列記しました。以下にあらためて順不同で項目だけ記載しておきます。

  1. 森友学園問題
  2. 加計学園問題
  3. 桜を見る会問題
  4. 旧統一教会問題
  5. 伊藤詩織さん事件での容疑者逮捕揉み消し問題
  6. ペジー社スパコン補助金不正受給事件
  7. 広島の選挙買収事件
  8. 日本学術会議の任命拒否問題
  9. 東京五輪汚職事件
  10. 安倍元総理暗殺の真相
  11. ウィシュマさん事件
  12. 木原誠二元官房副長官事件
  13. コロナワクチンによる薬害問題 etc.

これらの問題は、結局どれも中途半端なまま、まともな処分や検証がなされたり決着をみたりすることなく人々から忘れ去られようとしています。あるいは、ちゃんと報道されないためにあまり詳しく知られていないものもあります。そして、そこにさらに大阪・関西万博問題、マイナ保険証問題、国立大学法人法「改正」問題、等々、本来国会で徹底した追及や議論が必要な案件が新たにいくつも加わり、政府の暴走は歯止め無しに続いています。

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