自民党の「派閥政治」は何度でも蘇る
結局、会議では適当に不満や怒りの“ガス抜き”をしたうえで、似たような結論を出し、実行はいつも通りの先送り、いつの間にか立ち消えということになるのだろう。
なにが「派閥のあり方の骨子案」だ。われわれ国民はそんないい加減な会議を当てにするわけにはいかない。
派閥解消、政治資金の透明化。言い古されたスローガンだが、腐りきった政治が“継承”されているために、いまもなお叫ばれなければならない。
岸田首相が本気で党改革をしたいというのなら、35年前に自民党が「政治改革大綱」で示した方針をさっさと実行すればいいのではないか。
岸田首相は、宏池会の解散表明を事前に相談しなかったことをなじられて、麻生副総裁に謝ったという。
こんなへっぴり腰で「政治刷新」をしようというのだから、結果はたかが知れている。
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