吉岡里帆の「人生相談インスタ」に心配の声。セクシー田中さん事件が影響、ドラマ制作中止で「視聴率ワースト1位」汚名返上ならず…

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「最近色んなことが起きすぎて眠れません」女優の吉岡里帆さん(31)による異例のインスタ投稿に心配の声が上がっています。吉岡さんは4月期の漫画原作新ドラマ『たーたん』(日本テレビ)に出演予定でしたが、セクシー田中さん事件の影響もあり制作中止に。吉岡さんとしては“連ドラで視聴率が獲れない女優”の汚名を返上する絶好のチャンスだっただけにショックも大きかったようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

吉岡里帆に“延焼” セクシー田中さん事件

日本テレビの4月期に放送を予定していた漫画原作ドラマが制作中止と公式発表され、テレビ関係者の間では波紋が大きく広がっています。

これは小学館『ビッグコミックオリジナル』で現在も連載中の『たーたん』を原作としたドラマで、少し前の『文春オンライン』には“「セクシー田中さん」チームが再タッグ制作~(中略)~放送中止や延期の可能性が浮上~《その裏で“原作ストーリー改変騒動》~(略)”と報道されてもいました。

関係者によれば『たーたん』の台本はすでに完成状態にあり、ロケハンも大方終了していたようです。

どこがどう“ねじれて”しまったのかはわかりませんが、キャストはもちろん、制作スタッフやこのドラマに関わる予定だった全ての人たちが被害を被ったわけです。

テレビ局のデリケートな問題で中止になってしまったこの出来事に、極めて珍しいと言っていいでしょう、キャストのひとりである吉岡里帆が突如、口を開きました

自らのインスタグラムに――

4月期ドラマ”たーたん”制作中止が発表されました。大事な決定だと思います。

今年に入って考えること沢山あります。
改革の時なんだなきっと。
兎に角目の前の仕事を一生懸命に…
環境に感謝して、人に物事に誠実に。

最近色んなことが起きすぎて眠れません。
こういう寝れない日ってどうされてますか?

宇多田さんの”何色でもない花”良い曲だな…

と綴ったのです。何やら意味深な気がしてしまうのは考え過ぎでしょうか。

役者が作品に入るため、肉体的にも精神的にも可能な限り準備するのは当然のことで…その無念さが伝わってくるような投稿だと思いました。

最後の“色んなこと”には他の理由もあるような気がするのですけれど…。

吉岡里帆と「3年前の悪夢」

吉岡が言葉を発したのには、3年前のあの“悪夢”が蘇ったから…とも私は勝手に推測しています。

それは2021年4月期の『レンアイ漫画家』。

これも講談社『モーニング』で連載されていた人気漫画が原作となったドラマでしたが、ドラマ化するにあたり原作者の了承のもと、主人公が吉岡演じる葬儀屋に勤める従業員から、民放連ドラ単独初主演となった鈴木亮平演じる漫画家に変更、再構築されていました。

共演者に眞栄田郷敦、片岡愛之助とテレビ関係者の間ではヒット間違いなし!とされていたのですが、『西郷どん』『テセウスの船』に出演してきた鈴木の何がいけなかったのか、視聴率は低迷を続け“木曜劇場”及びフジテレビスタッフの落胆ぶりはハンパありませんでした。

実は吉岡は、2018年7月期に主演した『健康で文化的な最低限度の生活』で“2018年ドラマ平均視聴率ワースト1位”という有難くないレッテルが付いた過去がありました。

それから3年弱、このドラマで、交際してきた男性はダメンズばかりの“夢無し、彼氏無し、仕事無し”アラサーを演じる吉岡にとっては復活の場…汚名返上に賭けたのですが…。

鈴木は『レンアイ漫画家』に続いて7月期に『TOKYO MER~走る緊急救命室~』に出演、御存じのようにこのドラマは映画化され、爆発的ヒットとなりました。

となれば、“木曜劇場”『レンアイ漫画家』のキャストの戦犯として吉岡に焦点が向けられるのは仕方のない流れだったのかもしれません。

なぜ吉岡里帆のドラマは低迷するのか?

CMや写真集等は評判が良いのに、なぜか連ドラの視聴率には恵まれない吉岡。

恐らく今度こそは!と新作に賭ける思いで準備し、臨んだドラマが中止とは…連ドラに対して吉岡がトラウマを抱えていなければいいのですが…。

昨年10月期の『時をかけるな、恋人たち』でも残念ながら低迷のまま、“視聴率の獲れない女優”の汚名返上とはいきませんでした。

2022年3月~5月にNHKBSプレミアムで放送された『しずかちゃんとパパ』なんかは、個人的にとても彼女に合っているドラマだと思うのですが、役者には“適役”とか“当たり役”に巡り合う“運”もとても大事だと言えるでしょう。

プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 吉岡里帆 エーチーム公式サイト

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