なぜ、哲学者たちの思考を学ぶとイノベーションのヒントになるのか?

 

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

別の事実を突きつける–ソクラテスの問答法

要素に分解する–デリダの脱構築

動きとして見る–ドゥルーズの生成変化一見動いていないものを生成変化の途中であるととらえてみる

逆から見る–カントのコペルニクス的転回五感を超えた本当の姿を想像する

相手に合わせて変わってみる

セールのエートル

余計なものを重視する–セールのノワーズ

※ノワーズ=ノイズ

欲望のさらにその奥をのぞき込む–ラカンの「対象a」

急に世界が変わると仮定する–メイヤスーの思弁的実在論

私たちの常識を超えた未知の世界だってある

人間抜きで考えてみる–ハーマンのOOO(トリプルオー)

モノは人間とは無関係に存在し、またモノ同士で関係性を築いているというのがOOOの基本的な考え方

すべてが一つの原理で成り立っていると仮定する–ライプニッツのモナド

自分の事情を脇に置いてみる–ロールズの無知のヴェール

心と体は別だと考えてみる

デカルトの心身二元論

死は悪いもんじゃないと考えてみる

ハイデガーのダーザイン

満足はよくないと考えてみる–アリストテレスの中庸

孤独は幸せだと考えてみる–ショーペンハウアーの孤独論

権利は放棄した方がうまくいくと考えてみる–ホッブズのリヴァイアサン

他者が自分を決めていると考えてみる

レヴィナスの他者論

未開の方が優れている場合があると考えてみる–レヴィ=ストロースの野生の思考

本書の「おわりに」じゃないですが、これを読むと、イノベーションは疑うことから始まるのだということがよくわかります。

隙間時間に手軽に読めて、気づきがある一冊です。

ぜひ、読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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