大谷翔平「13打席連続無安打」でメンタル限界?記者が語る水原通訳の学歴詐称と「ショーンK」の忌々しい記憶

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ドジャースの大谷翔平選手が13打席ノーヒットという「らしくない」結果でオープン戦を終了。元通訳・水原一平氏の違法賭博問題によるメンタルへの悪影響が心配されています。この大谷選手の不調について「言葉にならない動揺が影響を与えているような気がしてならない」と指摘するのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さん。違法賭博に加え、学歴詐称まで判明した水原元通訳を見ると、かつてワイドショーを騒がせた「ショーンK」ことショーン・マクアードル・川上氏を思い出さずにはいられないと回想しています。

心配される大谷選手の心理状態、オープン戦で快音響かず

大谷翔平の緊急会見は日本ならず、世界中の注目を集めるものとなりました。

会見後、試合に出場した大谷は古巣ロサンゼルス・エンゼルスとの試合で力の無い内野ゴロ…会見ではなるべく冷静にと心で決めていたのでしょう、やはり「言葉にならない」動揺が影響を与えているような気がしてなりません。

誰かが昨日ワイドショーで言っていましたが、せめてもの救いは真美子夫人とデコピンが側にいることということでしょうか。

違法賭博に次いで、カリフォルニア大学リバーサイド校から「彼が通っていたことも、在籍記録も確認できない」と学歴詐称まで明らかになった水原一平氏、それを聞いて私の頭の中には今から8年前になりますが、自称“経営コンサルタント”だったショーンKことショーン・マクアードル・川上氏なる人物がすぐに思い出されました。

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御存知ない方のためにざっと説明しますと、コンサルタントやM&Aを世界各地にある事務所で600社以上も受け持ち、風貌と声の良さから『とくダネ!』(~2021年3月末で終了、フジテレビ系8時~)金曜コメンテーターや『報道ステーション』水曜コメンテーターに出演、テンプル大学卒、ハーバード大学でMBAも取得したアメリカ、台湾、日本の血が混じったイケメンがショーンKという人物でした。

ところが2016年3月、『週刊文春』によってその経歴や学歴がほとんどデタラメだったことが報道されたのです。

これもざっと説明しますと、ショーンKという名前は芸名(?)とでも言いましょうか、本名は川上伸一郎で熊本県出身の生粋の日本人、熊本の高校を卒業後テンプル大学ジャパンに入学するもすぐに中退、当然ですがハーバードでも学位の取得は無し。

アメリカやシンガポール、イタリアにあるとHPにも載せていた事務所は全て虚偽、会社経営はしていたものの納税記録には海外との取引は一切無し…というとんでもない人物だったのです。

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大谷選手を笑えない。なぜ誰もがショーンKに騙されたのか?

実際彼のコメントは、出演当初から一部の経済専門家筋で「解説が的を得ず、薄っぺらなコメントばかり」と批判されていたこともありました。

ただそのルックスや声の良さに、一般の視聴者からは評判が良く、人気だけで起用したのでしょうか“身体検査”を怠った各番組は信用を大幅に落とすことになりました。

もし『週刊文春』の報道が無ければ、2016年4月からフジテレビ系で23時30分から始まった、桑田佳祐がテーマ曲をこのために作ったという報道番組に月曜~金曜のMCとして出演が予定されてもいたのです。

私も当時この取材には関わったことがありました。

姿を消した川上氏を、東京・恵比寿にあった彼の個人事務所で張り込んでいたのです。

アジア・パシフィック本社』と称された事務所は、築50年以上にも見える古ぼけた建物の上層階のワンルームで、錆びたポストには郵便物が入りきらないほど溢れ返っていたものです。

私がこの取材で寿命が縮む思いをしたのは、この部屋の中を窺おうと、隣接した近くのビルの非常螺旋階段を上がったことでした。

事務所の窓が見える高さまで階段を上ったのはいいものの、ふと下を見ると通行人の姿はまるでレゴ人形たちのように小さく見える高さだったのです。

高いところが苦手な私はその景色に、全身から脂汗が吹き出し、足の震えが止まらなくなってしまいました。

思わず私の連絡を下で待っていたカメラマンに、写真を撮れる状況か伝える前に助けを求め、大笑いされたものです。

この時、半分涙目で覗いた事務所の、薄汚れた黒いカーテンの窓は今でも脳裏から消えません。

ゴルフ界ではアメリカのフィル・ミケルソン選手がかつて総額約10億ドル、日本円で約1,500億円もをギャンブルに費やし、自分を依存症と認めた過去があります。

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PGAではツアー中のベッティングは合法で、今回のように違法賭博には当たりませんでしたが、ミケルソンは脱却を宣言したものの、今でも依存症と戦っているのが現実でしょう。

「ショック」「言葉で表せない」…大谷の精神的ダメージが心配です…。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: 駐日米国大使 公式X

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