なぜ、退職金を使って好きなことをビジネスにしてはいけないのか?

 

それが分かると、似たような概念で、他のジャンルのことはないのか?と考えることができるわけです。そう考えることで、「好きなこと」の幅を広げることができるんですね。自分が好きなことのエッセンスを理解すると、次に取り組むべきジャンルも見えて来ますから、ここから新しい体験に繋げることもできます。

例えば私の場合、前述したことを敷衍して考えた結果、次にやってみたいことが見つかりました。それは「鍵開け」のスキルなんですね。家や自動車、金庫の鍵が開かなくなったら、鍵のレスキューみたいなところに頼みますよね。あれって非常にレアなスキルと知識じゃないですか。まさに私が身に付けたいことにピッタリ当てはまるんです。余談ですが、東京にはこのスキルを教える教室があって、コロナが起こらなければそこに通うつもりだったんですよね。

しかしいくら好きなことでも、ビジネスをする際に初期投資が必要なことはやってはいけません。なぜならば、まだそれが上手く行くか、ビジネスになるかが分からないんですから。

これはサラリーマンの典型的パターンなんですが、蕎麦好きが高じて、蕎麦打ちの勉強をして、そこそこ家族が喜ぶような蕎麦を打てるようになったら、

  • 退職金を使って蕎麦屋を開業

なんてことを考えてしまうんです。これはロボコン0点のどうしようもない愚策です。

蕎麦好きをビジネスにしようと思うのなら、ネットを使ってお客を集めて、出張での蕎麦打ち業のような形や、昼間はお店を開けていない商売(例えば飲み屋とかね)の軒先を格安で借りるとかのように、最少のおカネでスタートするのです。そこで反応を見て、経験値を積むのです。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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