一過性かもしれない日本ブーム。インバウンド客に頼り過ぎない経営戦略はコレだ!

 

また、高級店とリーズナブル店という、ターゲットの2層化によって、収益の安定化も図れます。

これまでの経営戦略では、ターゲットをひとつに絞ることで、コンセプトを明確にし、アピール方法を決めていました。

しかし、格差社会が広がっているいま、ひとつのターゲットを追い掛けているだけでは、事業の拡張性は期待できません。

中流以下の庶民を狙うだけでは、消費の落ち込みとともに、収益も落ちてくるはずです。

そこで、もう一方の富裕層をもターゲットとして取り込むことで、景気に左右されない商売ができるのです。

こうした2層ターゲットの経営戦略を実践している、他の例としては、「ライザップ」と「ちょこザップ」があります。

高額でありながら、徹底した指導による身体づくりを目指す「ライザップ」に対し、気軽に低額で身体づくりを目指す「ちょこザップ」。

この2つのターゲットはまったく違っており、それぞれが望むスタイルを提供することで、急成長しているのです。

消費者の暮らしが2極化しているのならば、2極を狙った経営戦略を考慮しても良いのではないでしょうか。

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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