■ ドーパミン・ファスティングに効果はある?
そもそもファスティングというか「断食」というものは時々ブームになります。
同じようにドーパミン・ファスティング、これに意味があるのかという話なんですけれども、そもそもドーパミンは完全にファスティング、断ち切ることはできないと考えます。
というのも、例えばお菓子を食べたらドーパミンが出ますが、「お菓子を食べられるかもしれない」という期待感によってもドーパミンは出るんです。
だからこそドーパミンによって気持ちが引き寄せられてお菓子を食べてしまいます。
他にもパチンコ屋さんの前を通ったら、それだけでもパチンコ中毒の人はドーパミンが出てしまいます。
完全にいろいろな刺激を断ったとしても、それでもドーパミンが出てしまうということです。
すなわち、ドーパミンというのは結局、完全になくすことはできません。
ですので、ドーパミン・ファスティングには実際にはそんなに意味はないと考えられます。
■ ドーパミンに引っ張られず、制御するには?
ではどうすれば良いかという話なんですけれども、だからといってドーパミンというかいろいろな依存や快楽対象にものすごく気持ちを引き寄せられて、それにどんどん引きずられていくのはあまり良いことではありません。
一番良いのはそのような刺激物を目に入れないということです。
例えば、自分はスマホ中毒だなと思ったらスマホを完全にしまって全く視覚に入れないようにします。
もしくはお菓子を食べ過ぎると思うのであれば、お菓子を目に見える所に置かないようにします。
このように誘惑だ、これやばいな、と思ったら見ないことが何より重要です。
見る以外にも、匂いを嗅いでご飯食べたくなったら匂いを嗅がないとか、もしくはゲームの音楽を聞かないとか、このように視覚・聴覚・味覚・嗅覚といったものから全部断ってしまうことが何より重要だとされています。
刺激を目や耳に入れないということを心がけていただいた方が良いという結論になるわけです。
この方が脳の健康にも良いと思われるので、もし辞めたいものがあるとか、誘惑に負けたり、負けないようにしたいとかあるようでしたら覚えておいてくださいね。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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