「ドーパミン・ファスティング」という言葉をご存じですか? メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生は、誘惑に勝つ方法として流行した「ドーパミン断食」について紹介。本当に“断食”することができるのでしょうか。
誘惑に勝つ方法「ドーパミン・ファスティング」!?
こんにちは、ゆうきゆうです。
元気でお過ごしでしょうか?
さて、皆さんはドーパミン・ファスティングをご存知ですか?
ドーパミンというのは脳内の快感ホルモンのことで、ファスティングというのは断食、何かを断つということです。
皆さんもうご存知かもしれませんが、朝ごはんをブレックファーストと言います。
ブレックはブレイク、壊す。
ファーストは断食。
つまり断食を壊す、破るという意味です。
寝ている間はご飯を食べないので、ある意味断食であり、それを壊すから朝ごはんをブレックファーストと表現するのです。
とにかく、ファーストというのは断食なんですけれども、いずれにしてもドーパミン・ファスティングという考え方が少し前にありました。
■ 衝撃の流行!ドーパミン・ファスティングとは?
キャメロン・セパ博士は、「ドーパミンを断食しろ」と提唱しました。
喜びや快感になるようなものがドーパミンなのですが、それを断食すると脳がリセットされてすごく良いことあるよ、と言ったんです。
それが瞬く間にネット上を中心に広がり、いろいろな方がやり始めたという話です。
行き過ぎたものだと、友達と楽しく電話をしている時に「もう少しでドーパミン出ちゃうから電話切るね」という人もいたそうです。
「少しでも快感を感じ始めるとドーパミンが出るから快感を断つね」
という形で、本当にドーパミン・ファスティングとしていろいろな快感から離れるということが、一部の人たちの間で流行りとして行われていたそうなんです。
しかしながら、果たして脳をリセットすることって本当に脳に良いのでしょうか?