成果が出ない!と思ったら振り返りたい「ドラッカーからの5つの質問」

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何を頼りに事業を行うべきか…経営者の皆さんの多くが悩んでいることかもしれません。今回の無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では著者の浅井良一さんは、ドラッカーの教えを、日本の成功企業の例を挙げつつ紹介しています。

持続的な競争優位性

卓越性の追求

いったい何を頼りにして事業を行っていけばよいのか。多くの経営者は、自身の経験だけを頼りに日常として業務を繰り返します。恵まれていれば、税理士など識者の助言を受けることなどもあるでしょう。けれど、それでは“持続的な競争優位性を築く”『経営戦略』など望むべきもあらずで、故に運が尽きれば自ずから訪れる破綻を持ちます。

そうならないためには、どうするのか。代表的な解答の一つとして、ポジショニング戦略による事業展開があり。例えば、ファーストリテーリング(ユニクロ)の柳井さんは、将来性が見込めて自分が思い入れを持ってすすめる「カジュアルウェア」のポジションを取り、有能なやる気のある人材に活躍してもらい、日々変革を行います。顧客を幸せにしない、未来がない、勝てないものに資源を分散させません。

“持続的な競争優位性を築く”『経営戦略』なくしては安定的に社会貢献を実現して、差別的に利益を得ることなどできないのです。そのことについてよりよく分かるために根本から探って行きます。根本が整理されなくては、独りよがりの独善で歩むより仕方がないからで。まだるっこしいのですが、そもそもの“企業”“事業”とはから考察します。

ドラッカーは“企業”とはについて「企業とは何かを理解するには、企業の目的から考えなければならない。企業の目的は、それぞれの企業の外にある。企業は社会の機関であり、その『目的は社会にある』。企業の目的として有効な定義は一つしかない。それは“顧客を創造”することである。」。“顧客を創造”は聞きなれない言葉ですが、重要なキーワードで、そしてすべての企業に競争優位性をもたらす『経営戦略』を規定するものです。

“事業”はについて「“顧客”が事業の土台であり、事業の存在を支える。『顧客だけが需要を創出する』。社会が企業に資源を委託しているのは、顧客に財やサービスを提供させているからである。」と考察します。「対価を支払うのは誰か」それは唯一“顧客”で、顧客の“欲求を満たす効用(商品・サービス)”を提供できないのでは事業は成立しません。ために、マーケティング、イノベーションが求められることになります。

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