お笑いタレントの有吉弘行さん(50)が、妻で元フリーアナウンサーの夏目三久さんや子どもとのファミリーショットを週刊誌に“盗撮”されたとXで抗議。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんによると、今回の異議申し立ては芸能マスコミにかなり“効いている”ようです。どういうことなのでしょうか?
有名税に物申す。有吉弘行が週刊誌の“盗撮”に苦言
有吉弘行が、『FRIDAY』が掲載した麻布台ヒルズをショッピング中のファミリーショットに怒り心頭の様子です。
盗撮をして。
一般人の写真を載せたり
生後数ヶ月の子供の写真に
未成年の犯罪者みたいにモザイクかけてまで
掲載。まあイヤでしょ。
週刊誌の人って家族いないんですね。スゴっ
これ訴えると倍返しなんですよね。怖っ!
盗撮をして。
一般人の写真を載せたり
生後数ヶ月の子供の写真に
未成年の犯罪者みたいにモザイクかけてまで
掲載。まあイヤでしょ。
週刊誌の人って家族いないんですね。スゴっ
これ訴えると倍返しなんですよね。怖っ!— 有吉弘行 (@ariyoshihiroiki) June 25, 2024
と『X』に投稿しました。さらにーー
土下座しますし
芸能人の情報タレコミますし
お金もある程度払います
命令、要求なんでも従いますので
どうか家族の盗撮やめてください。
土下座しますし
芸能人の情報タレコミますし
お金もある程度払います
命令、要求なんでも従いますので
どうか家族の盗撮やめてください。— 有吉弘行 (@ariyoshihiroiki) June 25, 2024
とも。これにSNSでは、
「プライベートはそっとしておいてあげてほしい」
「有吉さんがここまで言うなんて…」
と同情しきりです。
記者やカメラマンにも家族はいるが、写真を撮れねばクビになる…
30年以上も週刊誌の現場にいた私から言わせてもらえば、これは「雑誌が売れるから載せる」という、単純明快な理由からです。
芸能ファンの中にはこういう“家族ネタ”に敏感な方たちが間違いなくいて、通常の売上の1割近く数字が伸びるのです。
待ってました!と手を伸ばす読者の方や、中にはこんな時代ですから、有名芸能人ファミリーが出没したと、ショッピング・スポットやレストランの情報を、画像や動画付きでタレ込んでくる輩もいます。
私たち記者やカメラマンも人間ですから、父親であり母親であり、夫であり妻です。“クソ”呼ばわりや“人でなし”と言われ、心が痛まないわけではありません。一方、指示を出す側に従わなければ“替わりはいくらでもいる”存在なわけなのです…。
週刊誌側の細かい“自主規制”とは?見た目が怖かった私の場合…
私には記者時代、有名芸能人の子供に関しての取材は、編集部から一定の“縛り”がありました。
それは変えようのない、私の外見…見た目が相手に威圧感を与えすぎるからという理由でした。
例えば、私が誰かの子供の登下校に密着したとしましょう。それが第三者から見れば取材には見えず、誘拐の疑いをかけられてしまう可能性があるから…という編集長の判断からです
保護者や学校関係者、通行人から通報でもされようものなら、編集部は大ダメージだからでしょう。
ですからよくある、学校の運動会や入学&卒業式といったイベントでの取材は、私には御法度だったのです。