有吉弘行が怒った芸能人家族“盗撮”で売上が1割上がる週刊誌の現実…現場の記者たちは何を考えながら取材しているか?

2024.07.02
 

福山雅治、賀来賢人も抗議。変わり始めた芸能マスコミの意識

これはあくまで私の個人的感想ですが、有名芸能人ファミリーに関する取材は、今から3年程前の福山雅治のラジオでの“告発”や、賀来賢人のインスタグラムへの投稿から、少しづつですが空気感が変わったような気がします。

福山はーー

「ちょっともう、一線どころかずいぶん超えたところに来ちゃったなと思っていて…」
「芸能人の場合は、撮られちゃうんですよ。報道の自由の名の下に、“これは掲載されて仕方ないんです”と。でも“僕たち家族が我慢していればいいだけの話だから、我慢しようね”って言うのは、違うだろうと…」

賀来はーー

「盗撮するのは100万歩譲って許します。しかし、もし次、私の子供を盗撮した記事を例えモザイクをつけたとしても、載せた場合、私は本当に怒ります。もうやめてくれませんか?」

これ以降、芸能マスコミの取材は、どこか“及び腰”になっているような感じがするのです。

“報道の自由”、“個人情報の保護”、“人権”、好奇心…いつの時代も取材の在り方が問われるテーマではありますが…。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

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