一見すると状況は静か
さて、いまトランプに敗退することを恐怖した民主党の一部によるバイデン降ろしが活発化する中、支持率を伸ばし新しい政策綱領を発表した共和党は、トランプへの結束を強め、勢いに乗り始めている。
民主党の首脳部は、これに恐怖している。一種のパニックになっていると言ってもよい。
しかしながら、今回の大統領選挙では、2020年の大統領選挙に見られたような暴力的な対立は、いまのところ見られない。
2021年1月6日の「連邦議会議事堂乱入事件」のようなアメリカの民主主義の崩壊を思わせるような事件も起こっていない。
今回の大統領選挙戦は比較的に静かなように見える。
2020年には内戦の危機と、アメリカ第2革命の可能性が叫ばれ、極右団体の激しい活動が見られたが、今回はまだそうした事態にはなっていない。一見、穏やかそうに見える。
しかし、コントロールできないような波乱は、これから起きるとする予測も実は多いのだ。
アメリカの国内でこれから何が起こるのか見るためにも、こうした信頼できる予測を見ておくことは重要だ。
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