今から20年以上前、NHK朝の連ドラ『ちゅらさん』(2001年)でヒロインの恋敵となる女医を好演し、お茶の間人気を掴んだ女優の小西真奈美さん(45)。最盛期にはテレビ各局が争奪戦を繰り広げるほどの人気ぶりでしたが、どうしたことか2012年頃から露出が激減し「芸能界を干された」との噂も。そんな小西さんは最近、5度目となる所属事務所の退所・独立を発表。ところが、それを境に一部メディアが小西さんの「悪評」を盛んに報じはじめ、思わぬ逆風を受けているようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが詳しく解説します。
女優・小西真奈美の今。全盛期はテレビ局が争奪戦も…
小西真奈美が、自身5度目となる所属事務所の退所を発表しました。
ここ数年では『ファブリーズ』のCMを思い出す方も多いでしょうが、御存知ないかもしれないお若い読者のために、さらっとここで復習してみましょう。
西暦2000年を前に、小西がブレイクしたのは舞台『蒲田行進曲』での“小夏”役でした。“銀四郎”を『少年隊』錦織一清、“ヤス”を『SMAP』草彅剛が演じたこの公演は近鉄劇場、シアターコクーン、青山劇場等で上演され、松坂慶子、風間杜夫、平田満という劇場版とはまた違った舞台を見せてくれました。
その後、連続ドラマやバラエティ番組などで引っ張りだこになった小西は女優として、各映画賞新人賞をほぼほぼ総ナメ、好感度の高さからCM界でも多数のクライアントを抱えていました。
しかし2012年頃から露出が激減、その理由は諸説言われていますが、芸能界を干されたなんて噂も広まったのです。
小西がSNSで見せていた“独立の兆候”
さて、この“5度目の事務所退所”を芸能記者目線から解説させてもらえば、「おやっ?」と思われる兆候があったことに気づきます。
それは少し前、自らのSNSで20数年ぶりの沖縄旅行の、ビーチで遊ぶ姿やメッセージを投稿したものでした。
女優を生業としていたら、基本的に日光の直撃を受ける行動はしない…できないものです。肌へのダメージや、肌の濃淡色が仕事に影響してくるからです。
完全なオフであっても、最低限長袖を着るとか、帽子やサングラスで防御するのは当たり前でしょう。
ところが小西は、照りつける太陽の日差しの元、無防備に素肌を晒していました。
普通これは、所属事務所的にはNGな行為ですから、当然やめさせるべきものなのですが…。
そしてその写真には、「トライの数だけ人生が豊かになるし、失敗したら、それはそれで宝物…」なるメッセージが…。
普通なら止めに入る所属事務所との関係が、このメッセージからも上手くいっていなかったのでしょうね、“トライ”が独立を比喩していたことが推測できますね。
いま、小西の“悪評”を流布しているのは誰なのか
独立をしたタレントの常として、SNSを中心にそのタレントのネガティブ情報が溢れるものです。
これは小西も例外ではなく――
「使い走りのADは無視、プロデューサーには媚を売るように笑顔で挨拶」
「連ドラのプロモーションのためにテレビ局が決めた取材を、『男性週刊誌には出たくない』と当日にドタキャンした」
等のエピソードがこの数日、流れています。
大きな後ろ盾がなくなったから言われ放題なのか、飛び出された事務所の悔しさから出るエピソードなのかはわかりませんけれど…。
福山雅治との電撃結婚説もあった小西真奈美“因縁の相手”
その中で、ニュースサイト『ピンズバ』が、今から23年前に朝の連続テレビ小説『ちゅらさん』で共演した国仲涼子との因縁を報じています。
『ちゅらさん』はヒロイン・国仲の恋敵役を演じ、小西真奈美の名前を全国区にしたドラマです。
私はこの記事を読みながら、吹石一恵の顔がチラついて仕方ありませんでした。恋敵、ライバル…小西の因縁の相手といえば、何と言っても吹石ですから。
それは今から14年前の10月10日、突如『女性セブン』が公にした、福山雅治と小西の“発送された招待状 赤いドレスの報告会ドキュメント”報道です。
そこには交際期間4年を経て挙式披露宴の招待状をすでに発送済みであることや、主賓挨拶も武田鉄矢に決まっていたことが書かれてありました。
もしこれが本当なら、福山の隣には今、もしかしたら小西がいたのかもしれないわけです。
地上波のドラマから消えて約3年、心機一転の小西が今後どんな姿を見せてくれるのか…楽しみに待ちたいと思います。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by: 【公式】小西真奈美オフィシャル・ウェブサイト