なぜ現役精神科医は「自分がカメだったらウサギのことはいったん忘れる」のか?

Trying,To,Climb,Over,Wall,Isolated,In,White
 

何かを始めて壁にぶちあたった時、先に進める人は多くなかったりしますよね。そこで、今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、失敗しやすい目標の立て方を教えつつ、壁を壊す方法について語っています。

「数」を目標にすると失敗する! 壁を壊す最強の方法とは?

こんにちは、ゆうきゆうです。

元気でお過ごしでしょうか?

今回のテーマは「壁を乗り越えるためには点数や結末を気にするな」というお話です。

さて、人間は何かをやるに際して、努力をしているにも関わらず途中で止まってしまったり、強烈なライバルがでてきて上手くいかなかったり、もしくはなかなか自分の立てた目標に到達できなかったり…、

絶対にどこかで壁があると思います。

壁は、継続していればどこかでぶち破ってさらに先に進むことができます。

しかし、なかなかそこに到達できないで止まってしまう人は多いです。

一旦止まってしまって「こんなんだったらやらなくていいや」と疲れて辞めてしまう人です。

では、どうしたらそれを超えていけるかというと、一番重要なのは「数や結果をメインの目標にし過ぎるな」ということです。

例えば

テストの点数で90点以上を目指す、

もしくは年収何千万を目指す、

他にも友達100人目指す、

というように数は目標にしやすいのですが、数を目標にするとやる気が失われてしまうという所はあると考えます。

■ 危険!?数値目標の落とし穴とは?

数はとてもドライで、到達できなかった時のショックが大きいです。

例えば、「テストで90点以上取る」という目標をたて、頑張ったけど80点だった時、目標未達成で自分ダメだ~と思ってしまいます。

しかしながら、90点という目標を定めていなければ80点でも十分喜べるはずです。

その場合、80点で十分嬉しいと思えた人はより努力していって、最終的な結果はより良くなっていきます。

逆に90点という目標を立ててしまった人の方が、いつまでたっても90点に到達できなくて、「もうダメだ」となってしまうこともあるのです。

ですので、点数とか数、数値というのは重要なわかりやすい目標ではありますが、それを作り過ぎてしまうと、到達できない時にどんどん気持ちが落ちてしまいます。

目標を立ててもやる気が湧かない人は、いったん数のことを忘れることが手かなと考えます。

数や、特に結末や結果、これを意識し過ぎないことが重要です。

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