上司がネガティブなことを言うと、スタッフの成長はそこで止まる

Portrait,Of,One,Indoor,Japanese,Woman
 

上司の姿勢によって、スタッフの意欲が変わってきてしまう。そんな場面を無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは多く見てきているようです。どのような違いが出てくるのか、詳しく語っています。

見せるべき姿

研修業をやっていると、参加してくれるスタッフの方も千差万別だということがよくわかります。

個々人の違いはもちろんの話ですが、参加の姿勢が人によって大きく違うのです。

Aさんは「この研修で学びたい!」とすごく意欲を持っているのに、Bさんは「面倒だなぁ…早く終わらないかなぁ」と思っているであろうことがありありと伝わってくる。

こういうことってどんな研修でもあるんですね。

研修の内容そのものが問題なのであればまた話は違いますが、参加してくる時点(スタートする時点)でこの姿勢が違っているのには大きな理由があります。

それはそのスタッフの上司の姿勢の違いです。

Aさんの上司は、

「この研修であなたにこうなってきてほしい」

「こういう学びがきっと得られるから頑張って参加してきてね」

「たぶん楽しいと思うよ。お店のことは気にせずに頑張ってきて」

など、研修そのものに対してとてもポジティブな姿勢を見せています。

スタッフ自らが参加したいと言っているわけではなかったとしても、上司の研修に対する姿勢はポジティブだということです。

伝え方も命令やお願いではありません。

対してBさんの上司はというと、

「研修参加のメールがマネージャーから届いてるからとりあえず参加しといて」

「面倒だと思うけど頼むね」

「誰も出れそうな人がいないから、Bさんお願いね」

というような感じ。

ポジティブな言葉は並んでおらず、「研修が面倒」「誰もいないからとりあえず」のように、そのスタッフにお願いや命令をしているような感覚ですよね。

上司のこういう姿勢からスタッフ(Bさん)は、「面倒なものにどうして私が」「時間もあまりないのに」などネガティブな感情しかわきません。

print
いま読まれてます

  • 上司がネガティブなことを言うと、スタッフの成長はそこで止まる
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け