ウクライナ「米と仏への裏切り」が発覚。アルカイダとISの後方支援に手を染めていたゼレンスキー

 

紛争調停や仲介を担う者たちには手の付けようがない状況に

私自身、まだこの情報の中身については、正直なところ確証は持てないのですが、アフリカの各国政府内の反応を見て、かつアフリカ大陸内で展開中の数々のPKOの分析官たちからの報告と分析を見る限り、事態はどうも知らないところで大変なことになっているように感じています。

“世界”はまだこの状況を公表せず、あえて伝えない戦略を取っているように見えますが、現在進行形の複数の戦争・紛争の解決の糸口が見えないことに加え、そこにテロリズムの要素も加わるようなことになってしまうと、少なくともイスラエル・パレスチナ間の戦い、イスラエルとレバノン、イスラエルとイラン、ロシアとウクライナ、ミャンマーの内乱、スーダンやコンゴでの内紛と悲劇の拡大などがすべて結びつき、すべての戦火が互いに共鳴し合って燃え広がり、世界を大きな恐怖と混乱に陥れることになってしまうかもしれません。

「目的の達成のためには手段を選ばない」姿勢が前面に打ち出され、それが何らかの形で支持されてしまうと、紛争の調停や仲介の役割を担う者たちにとっては、もう手の付けようがないように感じます。

いろいろと書いてしまいましたが、以上、今週の国際情勢の裏側のコラムでした。

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