パリ五輪にご用心。スポーツは観てもやっても「あまり身体には良くない」納得の理由

 

現代においても、柔道の選手が絞め業で失神するなどというレベルになると、さすがに醜聞になりますが、そこまで酷くなくとも、やはり選手たちが命懸けであることはまちがいありません。

この手紙を書いている時点でも、大腸菌でいっぱいのセーヌ川を泳がされたトライアスロンの選手たちが、その後、次々に感染症で入院しています。

他方で、審判の誤審や買収といった噂が絶えないのも、金メダルの価値を遥かに超えた利権への思惑が絡んだ「真剣勝負」ならではの話と言えるでしょう。

身近なところでも、スポーツの練習中に子供が倒れたり、一生懸命ボールを投げ過ぎて野球肘になり、一生投手になることを諦めなければならないといった「リトルリーグの悲劇」は後を絶ちません。

栄光と隣り合わせの危険に目をつぶっているという点では、現代の事情もまあ、「五十歩百歩」といったところなのでしょう。

しかし、こんな話に冷静に耳を傾けてくれる人は、ごく少数です。

世の多くの人たちは、スポーツに潜む野蛮な欲求や、スポーツそのものの持つ危険性についての話を毛嫌いします。

こちらの言うことを「へそ曲がりのひねくれた意見」と冷笑するくらいなら良いのですが、急に怒り出したり野蛮な攻撃性を露わにする人も少なくありません。

彼らにとってスポーツは「神聖」なものであり、その絶対的権威を傷つける者に対しては牙をむくのです。

ですから、「君子危うきに近寄らず」で、こういう話をする時は人を選んだ方が無難です。

くどいようですが、私はスポーツに限らず、危険でいかがわしいものが大好きです。

ただ、魔性の女に惚れて付き合うのなら、一応、その危ない部分についても分かっていた方が良い、というだけの話です。

「陰謀論」界隈では、よくGHQ(連合国軍総司令部)が行った日本人の愚民化政策の一環として、「3S政策」というものがあるという噂が囁かれています。

つまり、3つの「S」とは、映画鑑賞などを象徴する「スクリーン(screen)」のS、野球やボクシングなどのプロスポーツ観戦を象徴する「スポーツ(sports)」のS様、そして、魅力的な男女のタレントやアイドルをメディアに登場させ、性的興奮を誘うようなドラマなどのコンテンツを提供する「性欲(sex)」のSを指しています。

これら3つのSを大衆に提供することにより、人々の関心を政治から遠ざけようという政策が「3S政策」です。

「パンと見世物」の現代版といった感じでしょうか。

動物を慣らすのには、まず「餌付け」からですが、人間の場合は文字通りの餌(食料)だけでなく、見世物という餌を使っても飼い慣らすことができます。

動物は、自分の欲求を満たしてくれる相手に対して好意を抱き、従順になるのです。

戦後、何十年にも渡って、「3S」を提供し続けたのはテレビです。

一部の?お年寄りなどが、テレビの言うことを鵜呑みにしやすく、テレビや新聞のキャンペーンに洗脳されやすいのは、テレビが彼らに「見世物」を提供し続け、既に厚い信頼を獲得した証拠です。

ですから、テレビから「ワクチンを打て」と言われれば率先して人体実験に参加し、「プーチンは悪魔だ」と繰り返し印象操作されると、「ウクライナ戦争はロシアが悪い」と信じ込み、危険なロシアへの「制裁」にも賛同してしまうのです。

そして、このようにテレビ局に忠実な善男善女にとって、スポーツは神聖なものであり、侵すべからずの絶対的権威なのです。

それはあたかも、失われた宗教の代替物であるかのようです。

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