ヒロミ炎上は想定内? なにわ男子の“薄っすいトーク”にも一定の役割
ヒロミ炎上について、先のテレビ制作関係者が指摘する。
「番組では、地上波テレビでは現在もめったにお目にかかることがない事実を、ごく当たり前のように淡々と取り上げていて制作側の気概を感じました。さらに霊感商法パートでは、たまたま旧統一教会の集まりに参加した女子高校生が、自由恋愛は罪であり、神の決めた相手と結婚しなければ地獄に落ちると洗脳されていく様子をドラマで再現。これも非常に良かったと思います。年頃の女性がイケメン恋人と別れ、青春を失い、やがて自ら加害者側になっていくプロセスは、何と言っても若者世代の視聴者に刺さりますからね。制作サイドは当然、これらを意図的に狙ってやっているわけで、そんな彼らがヒロミさんの発言部分だけ事前に問題に気づかないなんてことは、まず絶対にあり得ない。個人的には、ヒロミさんの炎上騒ぎは制作側の想定内だったと思っていますよ」(前同)
この日のゲストにはヒロミのほか、ビズリーチのCMでお馴染みの吉谷彩子(32)や、なにわ男子・大西流星(23)も出演。頻繁に話の流れをぶったぎるゲスト陣の“薄っすいトーク”は同番組の名物とも言えるものだが、「幅広い視聴者層にリーチするには欠かせない仕掛け」(前同)だという。
また、そもそもヒロミといえば、旧統一教会と関係が深い自民党議員の萩生田光一氏と“八王子つながり”の間柄。制作サイドがそれを知らないわけはないとも。
すると、“攻めた内容”の番組に一定の中立性を持たせるため、あえてヒロミを利用して意図的に“教団擁護”の要素を残したか。あるいは、そうしろと上からの圧力があったのか――
その意図は不明ながら、視聴者は今回のヒロミ騒動によって、銃撃事件直後に相次いだ芸能人や有識者による不自然な“旧統一教会擁護”を追体験できたのは間違いないだろう。