近くにアラフォー世代以上の男性がいたら、「ジーコサッカーって何ですか?」「ジーコサッカーって知ってますか?」と質問してみよう。回答次第で、その男性のスケベ具合がわかるかもしれない。
「ジーコ」はエッチな合言葉
今から30年以上前に発売された、スーパーファミコン用ゲームソフト『ジーコサッカー』が3日、とつぜんX(旧Twitter)でトレンド入りするという珍事があった。
といっても、令和の今になって『ジーコサッカー』シリーズの最新作が発売される、といった類の話ではないらしい。
Xでは「なんでジーコサッカーがトレンド入りしてんの?」という戸惑いの声が続出した一方、「ジーコサッカーが起動しないほうがむしろ嬉しいやつ」「“瞳”だろ?」「ムホホ。旦那もお好きですなぁ」「エッチなのはダメ!死刑!」など、何やら意味深な投稿も。どういうことなのだろうか?
「『ジーコサッカー』は、1994年3月4日にエレクトロニック・アーツ・ビクター(当時)から発売されたゲームです。サッカーゲームなのに2人対戦モードがない、CPUの思考ルーチンが弱く1人プレイも面白くない、そもそも操作性に難があり、選手を思うように操作できないなど、いわゆる懐かしのクソゲーとして有名。定価は9800円でしたが、発売から間もなく投げ売り100円ワゴンセールの常連になってしまいました」(ゲーム系ライター)
1994年といえば「次世代ゲーム機戦争」の時期にあたる。シェアナンバーワンだったスーパーファミコンの牙城を崩すべく、3月に3DO REAL、11月にセガサターン、12月にPC-FXとプレイステーションが発売された。多くのゲーマーは『リッジレーサー』『鉄拳』『バーチャファイター』『ワンチャイコネクション』など、新ハードの性能を活かした3Dポリゴンゲームに夢中な時代。当時の基準で見てもクソゲーだった『ジーコサッカー』に、ほとんどの人は見向きもしなかったという。
『ジーコサッカー』には「18禁」エロゲーバージョンが存在
「ところが、このスーファミの『ジーコサッカー』のROMカートリッジは、問屋レベルですら過剰在庫でダブついていたのが功を奏して(?)、『SM調教師瞳』に代表される、任天堂の正式ライセンスを受けていないスーファミ用のアダルトゲーム開発に流用されました。その結果、中古ゲーム市場では、『ジーコサッカーが起動するジーコサッカー』と『SM調教師瞳が起動するジーコサッカー』が混在する状態に。2024年現在では、後者はほとんど消滅したと考えられますが、今でもお宝エロゲー探し感覚で“ジーコサッカーガチャ”を楽む好事家がいるなど、人々にロマンとエロスを提供しつづけているんですよ」(前出のゲーム系ライター)
「ジーコサッカー」がトレンド入りしてる理由はコレかw
この画像の意味が分かるのは多分ロートルのヲタクだけだと思うけど、詳細を説明すると僕の清純派としてのイメージにキズが付くので、興味ある人は各自お調べください( ˘ω˘ )
ヒントは「ジーコサッカー 瞳」ww https://t.co/SX60RtBf11— カーティス@プ◯リポ雌雄鑑定士協会 (@Curtis21Captain) October 3, 2024
この世には、二種類のジーコサッカーがある。本物のジーコサッカーと、”本物”のジーコサッカーだ。 pic.twitter.com/cecVRaVe1c
— お侍さん (@ZanEngineer) October 3, 2024
こうして見ると、1994年という発売年からアラフォー世代以上という条件は付くものの、意中の男性に「ジーコサッカーって知ってますか?」と質問し、その反応を観察することで、彼の“スケベ具合”をさりげなくチェックできる可能性は高そうだ。機会をみつけてお試しいただきたい。
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