「ジーコサッカーって何?」の質問で男のエッチ度が見抜けるワケ。スーファミ『ジーコサッカー』Xで突如トレンド入りの怪

2024.10.03
by 東山ドレミ
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近くにアラフォー世代以上の男性がいたら、「ジーコサッカーって何ですか?」「ジーコサッカーって知ってますか?」と質問してみよう。回答次第で、その男性のスケベ具合がわかるかもしれない。

「ジーコ」はエッチな合言葉

今から30年以上前に発売された、スーパーファミコン用ゲームソフト『ジーコサッカー』が3日、とつぜんX(旧Twitter)でトレンド入りするという珍事があった。

といっても、令和の今になって『ジーコサッカー』シリーズの最新作が発売される、といった類の話ではないらしい。

Xでは「なんでジーコサッカーがトレンド入りしてんの?」という戸惑いの声が続出した一方、「ジーコサッカーが起動しないほうがむしろ嬉しいやつ」「“瞳”だろ?」「ムホホ。旦那もお好きですなぁ」「エッチなのはダメ!死刑!」など、何やら意味深な投稿も。どういうことなのだろうか?

「『ジーコサッカー』は、1994年3月4日にエレクトロニック・アーツ・ビクター(当時)から発売されたゲームです。サッカーゲームなのに2人対戦モードがない、CPUの思考ルーチンが弱く1人プレイも面白くない、そもそも操作性に難があり、選手を思うように操作できないなど、いわゆる懐かしのクソゲーとして有名。定価は9800円でしたが、発売から間もなく投げ売り100円ワゴンセールの常連になってしまいました」(ゲーム系ライター)

1994年といえば「次世代ゲーム機戦争」の時期にあたる。シェアナンバーワンだったスーパーファミコンの牙城を崩すべく、3月に3DO REAL、11月にセガサターン、12月にPC-FXとプレイステーションが発売された。多くのゲーマーは『リッジレーサー』『鉄拳』『バーチャファイター』『ワンチャイコネクション』など、新ハードの性能を活かした3Dポリゴンゲームに夢中な時代。当時の基準で見てもクソゲーだった『ジーコサッカー』に、ほとんどの人は見向きもしなかったという。

『ジーコサッカー』には「18禁」エロゲーバージョンが存在

「ところが、このスーファミの『ジーコサッカー』のROMカートリッジは、問屋レベルですら過剰在庫でダブついていたのが功を奏して(?)、『SM調教師瞳』に代表される、任天堂の正式ライセンスを受けていないスーファミ用のアダルトゲーム開発に流用されました。その結果、中古ゲーム市場では、『ジーコサッカーが起動するジーコサッカー』と『SM調教師瞳が起動するジーコサッカー』が混在する状態に。2024年現在では、後者はほとんど消滅したと考えられますが、今でもお宝エロゲー探し感覚で“ジーコサッカーガチャ”を楽む好事家がいるなど、人々にロマンとエロスを提供しつづけているんですよ」(前出のゲーム系ライター)

こうして見ると、1994年という発売年からアラフォー世代以上という条件は付くものの、意中の男性に「ジーコサッカーって知ってますか?」と質問し、その反応を観察することで、彼の“スケベ具合”をさりげなくチェックできる可能性は高そうだ。機会をみつけてお試しいただきたい。

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