一般人を刑事告訴、FC町田ゼルビアの「被害者ムーブ」にサッカーファンが呆れるワケ。「悪役の風上にも置けない」地元チームに市民も溜息

2024.10.18
by 東山ドレミ
 

自チームの「イジメ被害」を主張しはじめたFC町田ゼルビア

FC町田ゼルビアは2018年に国内IT大手のサイバーエージェントが経営権を取得し、現在は同社代表の藤田晋氏が代表取締役社長兼CEOを務める。藤田氏は今回の刑事告訴について、次のコメントを発表した(太字は編集部)。

だが、このコメントにも多くの人が首をかしげている。

この度、加藤博太郎弁護士のご協力の元、弊クラブに所属する選手、監督、スタッフおよび弊クラブに向けて誹謗中傷した者を対象に、刑事告訴をすることとなりました。

昨年来、クラブの好調な成績と比例するように、無数の誹謗中傷を浴びており、それはもう酷いものでしたが、これまでは新参者への洗礼かと目を瞑ってきました。

しかしながら、もう限界です。既に多大な実害、実損が出ており、これ以上はもう看過しないことを決意しました。
「FC町田ゼルビアなら叩いてもいい」、あるいは「FC町田ゼルビア側に叩かれる問題がある」と思い込んでいる人たちの行動は、完全に度が過ぎており、これはイジメの構図と同じです。
この状況を変えるには、対象者がインパクトのある処罰を受けることで、コトの重大さを理解してもらうしかないと思っています。

今後、継続的に、かつ徹底的に、我々は断固たる姿勢で誹謗中傷に対処して参ります。

本件をきっかけに、弊クラブの選手・監督・スタッフが、1日でも早く、サッカーに集中できる状態に回復することを願います。

「ABEMAのW杯全試合無料放送では“神”とまで崇められた藤田社長が、今回はどうしてしまったんでしょうね。この声明に、サッカーファンからは『藤田さんは騙されてますよ』『ゼルビアは悪役の風上にも置けない』『そんなことをしても愛されるクラブにはならない』『じゃあもうJリーグなんて見ないよ』といった失望の声が聞こえてきます。ゼルビアは“好調な成績”ではなく、選手たちの卑怯な行為や黒田監督の挑発的な発言で嫌われたのですから当然です。誹謗中傷と“多大な実害、実損”の因果関係も不明瞭ですし、ここでイジメ問題を引き合いに出すのも違和感があります。というのもゼルビア側こそ、さんざん弱いモノイジメをしてきた悪ガキが、ちょっと仕返しされだけで先生に言いつける、みたいな“被害者ムーブ”をしているわけですから…」(スポーツライター)

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