アクションプラン:演説での提案概要
キャッチフレーズが絵空事で終わらないよう、具体的なアクションプランを表現した点です。
ここがまさに玉木氏の真骨頂。人々の心にぐさっと刺さった要因だと思われます。
玉木氏の演説における手取りを増やす訴求のロジック、一例を以下に記します。
・この選挙、政治と金だけで私も駄目だと思っている
・自民党が駄目なら、野党はどういう政策で自分たちの暮らしを良くしてくれるんだ? 我々国民民主党には大きな柱の一つ「手取りを増やす」経済政策がある
・現状、103万円の壁があり、働きたくても働けない、稼ぎたくてもできない、という現実が起きている。
・この給与所得控除の上限を引き上げれば、より収入を増やせる。
・民間の努力で賃金上がっている今。しかし国が税と保険料で取り上げてるから、実際手取りは増えていない。
・しかし国の懐はめちゃくちゃ豊かになっている。今年の8月の税収は去年の8月に比べて25.8%増。
・(聴衆に向かって)1年間で所得や賃金、年金が2割5分以上増えた人いますか?(ほとんどいない、という聴衆の反応)。国は税収を取り過ぎている。それらの税収は誰のものか?国のものでもない、政治家のものでもない、国民のものである。
・取り過ぎた税収を国民の皆さんのお手元に残す。つまり、手取りが増える。すると消費が拡大して、企業業績も上がり、利益も上がってまた賃上げができる
・政府はこの好循環を自から壊している。だから国民民主はこれを提案する。
・外国は、賃上げやインフレのときに、このような所得税の調整をしている。やってないのは日本だけ。また、このような提案は自民党公明党も、野党の立憲民主党も、どこも言ってない。言ってるのは国民民主だけ。
・皆さんの手取りを増やすためにも、この政策をやらせていただきたい。
なぜこの訴求が有効なのか、皆さんにとって価値があるのか。整然と論理的に話を進めていますよね。
元財務官僚だからこそ、の論理ではありますが、それをわかりやす~く言語化している点が、すごいと思います。
具体例で共感を引き出す
玉木氏は次に具体的に手取りを増やせないで困っているアルバイトをする大学生の言葉や、お店の店長さんの言葉を盛り込むなど、103万の壁で実際に困っている人の具体例を挙げて訴えました。
一般にスピーチやプレゼンでは、具体例を聞くと、話の内容にイメージが湧きます。そこから話が自分ごとになり、共感が湧きます。
ここまでスピーチを聞いてくると、この話は党の単なる訴えではなく国民である自分たちにとって必要なものであると自然と納得できていきますよね。
選挙後半戦では103万円の壁を変えることは、パートアルバイトの皆さんだけではなく、国民全員のためになる、として、訴求力を分厚くしていました。
巧み・・・・
そもそも政策を立てる時点で考慮してあったのだと思いますが・・・
きっちり言語化してある点が、見逃せません。
さてさてこうして冒頭でしっかりと聞き手の共感をひきだしたのち、いよいよ、選挙らしいスピーチ。
党から皆さんへのお願いに入ります。
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