なぜ、この企業は年商より「0.5億も多い融資」を受けることが出来たのか?

 

■2期連続経常利益が良いか

金融庁のお達しで経営者の個人保証はめちゃくちゃ外しやすくなりました。

しかし前提は「2期連続の経常利益が黒字」です。そのためこれが満たないと調達どころか、最初の格付けも悪いスタートです。

こちらのご支援先はコロナ禍で赤字だったので余分に1年かかってしまいました。

■金融機関が見るポイントを抑える

金融機関が見る項目は主に下記です。

・現預金

月商の2-3倍か

・自己資本比率

飲食なら30%程度以上か

・安全性

流動負債より流動資産は1.2倍以上あるか

・資産の部は本当に現金化できるか

減損は好業績の時に吐き出しておく

・資金繰りはどうか

「プラス=フリーCF-財務CF」でお金はちゃんと回っているか

・経営者の資産はどうか?

最悪な時に経営者が金を出せるか

・実質長期負債償還年数

借金は営業CF対比で10-15年以内か

この辺りです。融資課はあくまでも3ヵ年の財務諸表を機械的に読み取るだけです。

熱量で押し切れるのは支店長決裁でいける上限金額くらいです。

地銀だったら支店長決裁は大体5,000万円。ここまでは熱量と勢いでいけます。

ただそれ以上は上記の数字を最低限合わせる必要があります。

そのため毎年この辺りをーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年11月4日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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