考え抜いた結果、彼はこう決めました。
「リフォーム業に特化する!」
「客層も、地元だけでいい!」
「ただ、BtoCだけでなく、BtoBにも視野を広げたい!」
そのための手段として、彼は、2つの中小企業団体に加入しました。この手の団体に加入することは賛否両論あるかもしれませんが、彼は検討に検討を重ね、自分にとって価値ある団体を2つ見出し、そこに加入したのです。2団体あわせて、年会費は24万円ほどになります。
また、イベントや研修会、セミナー、賀詞交歓会など、毎週のようにお付き合いがあり、その額は、年間で360万円を超えました。月額平均30万円ということになります。
若い社長ひとりで月30万円の交際費を使うとあって、事務方の従業員やメインバンクなどから厳しい指摘もありました。ですが彼は、「僕がこの会社の営業マンなんだ」「僕が新たな販路を拡大する!」「この交際費は、そのための必要経費なんだ!」「営業マンを1人雇うだけの基本給や社会保険料などと較べたら、まだ安いほうだ」「現場は任せられる人物がいる。彼らを信頼している」という信念があり、それを実行しました。
2年後、A社の売上高は1.5倍に伸長しました。営業利益も、税引後当期純利益も大きく上昇しました。赤字体質からの完全脱却です。
要するに、A社は営業マンを雇う代わりにーーー(『『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎』2024年11月10日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
この記事の著者・吉田猫次郎さんのメルマガ
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2









