被害者を専門機関と繋げるのが何よりも重要
まず、被害を受けたら、「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」に相談することを強くお勧めします。
電話相談は「#8891」。
性犯罪被害相談(警察)は「#8103」児童相談所「189」。
こども家庭庁のホームページに大人用のパンフレットがありましたので、リンクを貼っておきます。
● こどもたちのためにできること~性被害を受けたこどもの理解と支援~(PDF)
被害を受けた方々や専門的な活動をしている方々からは、何よりもまず専門機関と繋げることが大事ですと共通するアドバイスがありました。私も同感です。
これ以上、悲しい事件が増えないように、被害者も加害者も出さないように、社会が一丸となって問題に取り組むことができればと思います。全く知らなかったという方には、まずは、関心を持ってくれるだけでもいいです。それだけでも無関心よりよっぽどマシだと思います。
そして、省庁の方々、何かと経済、財源論が問題になりますが、それであれば、性暴力が無ければそもそもあったはずの経済効果なり、起きたことによる経済的損失を議論してもらいたいと思います。本来、考えて実行してほしいことは、苦肉の策として「いじめ防止対策推進法」を使わざるを得ないという多くの被害者が直面する問題の解消となるルール作りですが、立法は議会ですね。
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