石橋を叩いて渡る慎重な人とどんどん前に進む行動的な人。この二つのタイプどちらにも良さはあり、問題もあります。果たして、二つのうちどちらのタイプがよいのか、結論は出るのでしょうか?「6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」として知られる石川和男さんは、メルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の中で究極的なこのお話について語っています。
あなたは慎重派? 行動派? どちらのタイプでも使える失敗しない行動力!
突然ですが、あなたは石橋を叩いて渡る慎重派ですか?それとも、どんどん前に進んでいく行動派ですか?
慎重派も行動派もどちらにも良さがあり、課題点もあります。この究極的な2軸の最終結論をお話していきます。
読むと失敗しないで、スピーディーに行動でき成果を生みだすことができるようになります。
仕事は即座に取り掛かることが大切です。悩んだり、考えたり、迷っている時間を減らして、すぐに行動することがポイントです。要領がいい人は、迅速に動くことで仕事をどんどん片付けていきます。
人は、「嬉しいと感じて笑顔になる」、「安心してほっとため息をつく」、「不安を感じて爪を噛む」など、このように通常は感情が先に出て行動が後に続きます。しかし、予想外の出来事に対しては、行動が先で感情が後に続くこともあります。
心理学者のウィリアム・ジェームズ氏とカール・ランゲ氏が提唱したジェームズ=ランゲ説によると、例えば、バスケットボールのスリーポイントシュートが決まってガッツポーズをしてから喜びを感じる、角を曲がった瞬間に犬に吠えられ飛び上がってから驚くといったように、行動が先に起こり、その後に感情が生まれる場合もあります。
そこで、毎回面倒に感じている仕事や大変なタスクも「やりたくない」と感じる前に、素早く取り掛かる。悩んだりためらったりせず、負の感情がわき上がる前に、行動する。
そうすれば、仕事は効率よく片付いていきます。
ただし、注意が必要なのは、何でもすぐに行動すればいいわけではないということです。速い行動が失敗につながることもあります。
その典型的な例が「オレオレ詐欺」の被害です。焦って決断せず、家族に相談したり、本人に確認していれば、被害を防げたはずです。慌てて行動したことで、大きな損失を被ることになったのです。
会社でも同じです。「めったにないチャンスだ!」と飛びつくと、後悔することがあります。おいしい話に飛びついた結果、詐欺に遭うこともあるのです。
以前勤めていた建設会社での話です。埼玉県を中心に工事をしていた当社に、初めて東京都から大きな工事の依頼がありました。受注額も大きく、その年の売り上げ目標を一気に達成できる案件でした。
景気が悪く会社は赤字が続いていたため、すぐに受けたい気持ちになりました。しかし、ーーー(『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』2024年12月12日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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