束になっても勝てない
足元、「Model Y」キラー候補には、吉利「ZEEKR」の「7X」、ファーウェイ「智界(LUXEED)」の「R7」、上汽集団「智己(IM)」の「LS6」、蔚来(NIO)「楽道(ONVO)」の「L60」、小鵬(Xpeng)の「G6」などがある。
しかし2024年11月、以上で挙げた車種すべての販売を合算しても、中国での販売台数は「Model Y」を下回る。
Model Yキラー待望論
「Model Y」に匹敵する中国勢が待たれて久しいことを如実に示す。
中国政府にとっては何が何でも国有勢に頑張ってもらいたいとは思っているだろうが、正直厳しい。
そこで待望されているのがシャオミ「YU7」だ。
「Model 3」となんとか張り合いつつあるシャオミであれば、「Model Y」の牙城を崩せなくても、近接するのではないか、という期待感が持たれている。
外観に特徴無しも販売好調
「YU7」に関してはまだ外観写真程度しか公表されていない。
それを見ると、特にフロントでは「SU7」と区別がつかない。
「YU7」はSUVとして、「SU7」よりは特にリアにかけて高い車高を有している程度の違いだ。
思えば、今から見れば、「Model 3」「Model Y」も特段外観に力を入れているとは思えないデザインだ。
理想(Lixiang)のLシリーズがマトリョーシカ戦略と呼ばれるのに似ている。
しかしそれらがいずれも売れている、というのは奇妙な符号ではある。
価格はModel Y下回るか
価格は「SU7」よりも1~2万元上回り、およそ23万元~となることが見込まれる「YU7」、それでも「Model Y」よりは安い。
もうシャオミしか勝たん状態か。
出典: https://auto.gasgoo.com/news/202412/11I70413024C109.shtml
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