300万円以上の“値下げ”も。中国自動車業界は年明け早々から「死に急ぐ」価格戦に突入した

 

蔚小理も参戦

Lixiangも引き続き、自動車ローン3年間利息0%を実施、その上で1.5万元分のポイント還元を行う。

やはり自動車ローン利息0%を展開するところが多く、蔚来(NIO)やそのサブブランド「楽道(ONVO)」もそれに倣う。

小鵬(Xpeng)は1万元のキャッシュバックの他、888kW分の充電カード贈呈。LEAPはおそらくは車種別に5000~1万5000元のキャッシュバックを行う。

VWやトヨタも

合弁も例外ではない。と言うより、危機感はより強いだろう。

上汽VWは実に6万元(約120万円)の値引き、一部モデルのエントリーを8万元まで引き下げた。一汽VWも指定モデル限定ながら2.7万元の値下げを行う。

トヨタが値下げ?と日本人だと首をかしげる方も多いかもしれないが、トヨタも負けていない。

一汽トヨタでは販売開始、好調の新型プラドを3万元値下げ、広汽トヨタはカローラクロスの広汽トヨタ版、フロントランダーを込々でやはり3万元値下げ。

さすがにトヨタは車種をかなり限定する形にしているが、フロントランダーはエントリー12万元程度だから、実質10万元を切ることになる。

LUXも積極的に

ジャガーに至っては、最大17万元(約340万円)の値引きを行う。対象は中大型セダンの「XLF」で、そのエントリーは26.98万元(約540万円)となる。

昨年のジャーマン3による、主に新エネルギー車(NEV)の叩き売りを彷彿とさせるが、この「XLF」はCheryとの合弁で生産している。

先述のようにCheryはそもそも値引きに積極的だ。

ジャーマン3の中でもアウディも今回の価格戦に参戦。ガソリンの小型SUV「Q2L」で5.1万元(約120万円)値引きし、エントリーは実に13万元(約260万円)台となる。

いずれも期間限定ではあるが、もはやバグり方が半端なく、なかなか理解が追いつかない状態だ。

出典: https://auto.gasgoo.com/news/202501/4I70415460C108.shtml

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