中居正広が引退発表! それでも渡邊渚の復讐は続く!? 文春砲4弾が暴くフジテレビ『港会』とラスボス総務省 官僚天下りの闇

2025.01.23
by 東山ドレミ
 

SEXスキャンダルを引き起こした“ラスボス”総務省の闇

文春がついに“ラスボス”の総務省にケンカを売った――。たしかに重大局面なのだろうが、“SEXスキャンダル”と比べると、どうしても理解が難しくなる印象だ。「自分たちに関係ない中居やフジテレビの話で騒ぐな」という著名人もいて、この問題をどう捉えるべきか迷っている人も少なくないだろう。

これに関して、先のテレビ制作関係者が指摘する。

「中居・フジ・そして総務省の問題は、いずれも私たちの生活に密着した問題なんですよ。まず、ここでいう天下り問題とは、簡単にいえば、放送局を指導・監督する総務省の官僚(役人)たちのために、テレビ局やその関連企業が“美味しい役職”を用意して会社に迎え入れることを指しています。

不正、汚職、犯罪の類ですが、これによって、総務省の官僚たちは退官後も労せずして高収入が約束されます。いっぽう、テレビ局はそれと引き換えに、放送免許の更新時に審査を甘くしてもらったり、今回のような“SEXスキャンダル”が出たさいにも見て見ぬふりをしてもらったりします。

こうして、総務省の役人たちは老後の安泰を、テレビ局の老害上層部は“セクハラし放題”の職場環境を手に入れます。でも、その陰ではX子さんのような若者が性加害などの犠牲になっているわけです。

自分自身や友だち、我が子がX子さんのような目に遭わされたら、どう思いますか?文春は、このような天下りこそが、フジ腐敗の真の原因ではないか?と問題提起しています。

このことを理解すれば、たとえば、吉本芸人の千原せいじが言っていたような、“中居くんやフジのスキャンダルよりも重要な問題がある”“フジテレビの問題はあなたの人生には何も関係がない”“何も関係ない人間がわーわー騒ぐな”といった意見がまったくのデタラメであることがわかるでしょう。

公共の電波は日本国民共通の財産であり、これほど私たちの生活に密着した“問題”はありません。でも今まではみんな怖がって、誰も“魔王”を討伐できなかったのです。だからこそ、私のまわりの業界関係者はみんな、今回の文春砲を、ついに“ラスボス総務省”の城が見えてきたか…と固唾を呑んで見ています」(テレビ制作関係者)

【関連】「中居正広・フジテレビ追及国会」が暴く既存マスコミの特権と腐敗。「フジはつぶすしかない」元国税OBが断言する訳

古市憲寿氏の言葉が意味するもの

これがどれほど重大で、だからこそ政府が国民に興味を持ってほしくない大問題であるかは、たとえば社会学者・古市憲寿氏(40)の最近の言動からも、間接的にうかがい知ることができる。

「古市さんは、若手民間有識者として主に安倍内閣で重用されてきた人物です。フジテレビの報道バラエティ番組を中心にコメンテーターとして活躍し、中居とも盟友関係にありました」(ネットメディア編集デスク)

その古市氏が、昨年12月27日にX(旧Twitter)に投稿したのが以下のポストだ。

普段、人権といっているひとが(もしくは今回も人権を守るため、という正義感にかられた行動なのかもしれない)、勝手に妄想を膨らませて、誰かを断罪しようとする行為は、端的に言って醜いと思う。

時期的に、文春の報道姿勢やそれを称賛する世論を批判し、中居・フジを擁護する意図の投稿だったのは間違いない。あえて「何が」を明記しないのは古市流で、投稿が人々の反感を買ったさいに「『友だちの結婚式のお祝いメッセージを考えていた』などと反論できる余地を残している」(ネットメディア編集デスク)のだという。

逆に言えば、中居・フジ問題は、機を見るに敏の古市氏が炎上覚悟で“火消し”に走らなければならないほどの一大スキャンダルだった、ということだ。

ちなみに古市氏、きのう1月22日のXでは、中居にこんな“注文”をつけている。

せめて中居さんには、何があったのか、自分の言葉で説明して欲しい。SMAPは国民的スターだった。当然、そのリーダーも国民的スターだった。もしも国民的スターが、何かトラブルを起こして、テレビを去ることになるなら、きちんと「国民」の前で、自分の言葉で、何があったのかを語って欲しい。このままフェードアウトしようなんてずるいよ。

引退発表の前日、中居から届いたお詫びのメッセージを受けてのものだ。1カ月も経たない間に古市氏に何があったのか。この投稿もまた、中居やフジテレビが置かれた厳しい現状を物語っている。

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